「Tilt」
ティルトは、アルティ・エ・メスティエリが1974年に発表したデビュー作。
ジャケットも有名なので見た事があるかもしれません。
ヴォーカル部分もありますが、ほぼインストなのでジャズ・ロックに分類される
事も多々あります。
トラックは八つに分かれてはいますが、フロイドのザ・ウォールなどと同様に
アルバム全体で1曲と言うか、通して聞いた方がより魅力が伝わる作品集です。
フリオ・キリコの高速ドラムばかりが取り上げられる傾向にありますが
決してテクニック合戦ではない、よく練られた構成と演奏の名作です。
歌ものが少ないこともあってイタリア臭みたいなものは案外感じられないものの
個人的には絶対に外せないグループでありアルバムでもあります。
2005年の初来日を皮切りに現在まで四度の来日公演を行っている彼等。
私は、その内三度参加していてその都度メンバー構成は微妙に違うのですが
いずれも期待を裏切らないステージを繰り広げてくれました。
Tilt
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