1999年発表のアルバム。

純粋なオリジナル・アルバムとしてはギター・ショップ以来10年振り。

個人的に、80年代までの来日公演はすべて見逃していて(86年の軽井沢は

誘われたのに断った)フー・エルス!ツアーが初ベックだったので思い出深い。

自分はギター少年ではないのでグループ時代はともかく、ソロ・アルバムの

熱心なリスナーではなかった。

そのトリッキーさが分かってきて、ちゃんと聞いてみようかなと思った

タイミングがこのアルバムだった。

この頃から以降は、それまでの10年が嘘の様に精力的に活動を始めて

毎年ニュー・アルバムや来日などの話題に事欠かなかった。

サウンドの特徴としては、打ち込みを多用し、

サイドギターにジェニファー・バトゥンを起用するなど

それまでの路線から変化があった。

フュージョンっぽさももちろんあるが、ロックやテクノ、ブルースなどの

要素があって割とすんなりと入り込めた感じだ。

だから、ライヴにも行こうと思ったのだろうけど。

曲も良いが、なによりジェフのプレイが素晴らしい。

代表作の一枚と言っても良いのではないかと思う。


What Mama Said
https://www.youtube.com/watch?v=Uyqbto1N5-I

Psycho Sam
https://www.youtube.com/watch?v=zsk6n6cSk0c

Brush With The Blues
https://www.youtube.com/watch?v=6ScCLr7YmCI

Declan
https://www.youtube.com/watch?v=duu9OQuIRTY

Jeff Beck - Tokyo Full Concert (1999)
https://www.youtube.com/watch?v=R4emJASIuYA