トム・ウエイツが1983年に発表したアルバム。

長年在籍したアサイラムに発売を拒絶され、新たにアイランドと契約してから

の第一弾となった作品。

初期のトム・ウエイツと言えば、SSWとかジャズ・ピアニストとか

酔いどれ詩人なんてイメージが強いが、自由奔放な現在の方向性の基盤と

なったのがこのアルバムだと言える。

様々な楽器を導入して新境地を開拓している。

ただ、世間で言われているほどアヴァンギャルド志向ではなく、従来の

彼らしさも感じられる作風だ。

イン・ザ・ネイバーフッドは初の公式MVが制作された。

次作の「レイン・ドッグ」とその次の「フランクス・ワイルド・イヤーズ」は

三部作と言われるが、内容にそこまでの共通点はない。

ただ、この三作品がいずれも傑作で、それまでのイメージを覆す事になったのは

間違いのない事実だろう。

個人的に、すべての作品の中から一枚選ぶとしたらセカンド・アルバムだが、

この時期のトム・ウエイツも絶対に外せない彼の重要な一面だと思う。


Tom Waits - "Underground"
https://www.youtube.com/watch?v=vaTSQzYIR3U

Tom Waits - "16 Shells From A Thirty-Ought Six"
https://www.youtube.com/watch?v=jPOaicwzq4A

Tom Waits - "Swordfishtrombone"
https://www.youtube.com/watch?v=KiGN9RFko1o&list=PLTMN6OMDTnKkOKzm1sjO2Hpc2y7Lm2JBv&index=10

Tom Waits - "Down, Down, Down"
https://www.youtube.com/watch?v=DakgjpHERnM&list=PLTMN6OMDTnKkOKzm1sjO2Hpc2y7Lm2JBv&index=11

Tom Waits - "Soldier's Things"
https://www.youtube.com/watch?v=2Jc7Gf9-W2c&list=PLTMN6OMDTnKkOKzm1sjO2Hpc2y7Lm2JBv&index=12

Tom Waits -- In The Neighborhood(MV)
https://www.youtube.com/watch?v=HLDA3GQpYJ4

Swordfishtrombone(Full Album)
https://www.youtube.com/watch?v=cYntBTy38Fc&t=34s