前作「四部作」の続編と言う位置付けなので「作品第2番」。

1977年11月発表。

ただ、四部作がソロもグループでの録音も新曲だったのに対して、

こちらはすでに発売されていたシングルのAB面や73年の未発表曲まで

含まれているのでコンセプトがまるで違う作品だ。

と言うか、ソロが含まれていると言う共通点があるだけでコンセプトすら

存在しない。

キースのピアノ曲やグレッグのバラードはそれまでのELPのライヴでも

重要な一部分であったし、未発表曲は全盛期のものだから聞いていて

退屈になる様な代物では決してない。

特に、グレッグのヴォーカルなどは脂がのっていてとても良い。

それに、ファンにしてみればシングルなどを集めたりしなくて済むと言う

メリットもある。

批判が多いのは、それが組曲の一部ではなく単体の曲として発表されたので

バンドとしての爆発力に欠ける(そもそもバンドとしての録音でないものが

多数なので当たり前)点だと思う。

個人的に、ELPの魅力と言うのは楽曲の中にあり得ないほどの情報量を

詰め込む情報過多な部分だと思っているので、個々のルーツをさらけ出されても

熱狂する事が出来ないのだ。

せめて曲のパーツであって欲しい。

それが再確認出来る作品として価値があるのかもしれない。


Emerson Lake and Palmer- Tiger in a Spotlight
https://www.youtube.com/watch?v=IdyJ7254c-g


Greg Lake - I Believe In Father Christmas
https://www.youtube.com/watch?v=yfY4b1NszpY


Keith Emerson & Oscar Peterson - Honky Tonk Train Blues
https://www.youtube.com/watch?v=ZvQIobg0BwU


Emerson, Lake & PalmerーBullfrog
https://www.youtube.com/watch?v=APEfxnCN3Lw


Emerson, Lake & PalmerーMaple Leaf Rag
https://www.youtube.com/watch?v=oru5xZMKslo


Emerson, Lake & PalmerーBrain Salad Surgery
https://www.youtube.com/watch?v=9FDHdXfYgYM


Emerson, Lake & Palmer - Show me the Way to go Home
https://www.youtube.com/watch?v=p1ZMTwPim_s