前作「四部作」の続編と言う位置付けなので「作品第2番」。
1977年11月発表。
ただ、四部作がソロもグループでの録音も新曲だったのに対して、
こちらはすでに発売されていたシングルのAB面や73年の未発表曲まで
含まれているのでコンセプトがまるで違う作品だ。
と言うか、ソロが含まれていると言う共通点があるだけでコンセプトすら
存在しない。
キースのピアノ曲やグレッグのバラードはそれまでのELPのライヴでも
重要な一部分であったし、未発表曲は全盛期のものだから聞いていて
退屈になる様な代物では決してない。
特に、グレッグのヴォーカルなどは脂がのっていてとても良い。
それに、ファンにしてみればシングルなどを集めたりしなくて済むと言う
メリットもある。
批判が多いのは、それが組曲の一部ではなく単体の曲として発表されたので
バンドとしての爆発力に欠ける(そもそもバンドとしての録音でないものが
多数なので当たり前)点だと思う。
個人的に、ELPの魅力と言うのは楽曲の中にあり得ないほどの情報量を
詰め込む情報過多な部分だと思っているので、個々のルーツをさらけ出されても
熱狂する事が出来ないのだ。
せめて曲のパーツであって欲しい。
それが再確認出来る作品として価値があるのかもしれない。
Emerson Lake and Palmer- Tiger in a Spotlight
https:/
Greg Lake - I Believe In Father Christmas
https:/
Keith Emerson & Oscar Peterson - Honky Tonk Train Blues
https:/
Emerson, Lake & PalmerーBullfrog
https:/
Emerson, Lake & PalmerーMaple Leaf Rag
https:/
Emerson, Lake & PalmerーBrain Salad Surgery
https:/
Emerson, Lake & Palmer - Show me the Way to go Home
https:/