キング・クリムゾン史上、最も地味なメンバーで録音され、おそらく最も
聞かれていないであろうアルバム。
2000年発表。
ヌーヴォ・メタルと呼ばれている時期の作品だ。
リズム隊が若返り、バンドを引っ張るのがフロントの二人になったので
80年代以上にギターのアンサンブルの変態度が増している。
最早、行くところまで行ってしまった感じ。
ライヴでは、ほぼ昔の曲はやらずに新曲に拘っていた。
しかも、過去の名曲の続編みたいなタイトルの曲が複数曲あるあたりは
自らハードルを上げている節さえある。
フリップのプレイは終始テンションが高く、プログレッシヴと言う観点から
見ると最後のピークだった様に思う。
次作を発表後、インプロを除いてフリップはクリムゾンの新曲を作らなく
なってしまった。
そして、2010年代以降はライヴ活動が中心になって行ったのはご存知の通り。
King Crimson - FraKctured (Live in Bonn, Germany 2000)
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King Crimson -The ConstruKction of Light ( Live in Japan 2003)
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King Crimson -Larks' Tongue in Aspic, Pt. IV
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