キング・クリムゾン史上、最も地味なメンバーで録音され、おそらく最も

聞かれていないであろうアルバム。

2000年発表。

ヌーヴォ・メタルと呼ばれている時期の作品だ。

リズム隊が若返り、バンドを引っ張るのがフロントの二人になったので

80年代以上にギターのアンサンブルの変態度が増している。

最早、行くところまで行ってしまった感じ。

ライヴでは、ほぼ昔の曲はやらずに新曲に拘っていた。

しかも、過去の名曲の続編みたいなタイトルの曲が複数曲あるあたりは

自らハードルを上げている節さえある。

フリップのプレイは終始テンションが高く、プログレッシヴと言う観点から

見ると最後のピークだった様に思う。

次作を発表後、インプロを除いてフリップはクリムゾンの新曲を作らなく

なってしまった。

そして、2010年代以降はライヴ活動が中心になって行ったのはご存知の通り。



King Crimson - FraKctured (Live in Bonn, Germany 2000)
https://www.youtube.com/watch?v=W2nO_W9JZYw

King Crimson -The ConstruKction of Light ( Live in Japan 2003)
https://www.youtube.com/watch?v=nVtv-aouODE

King Crimson -Larks' Tongue in Aspic, Pt. IV
https://www.youtube.com/watch?v=voUoc2wqbe0