静岡県賀茂郡南伊豆町石廊崎に鎮座![足あと](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/005.gif)
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伊豆半島の最南端に位置する
御祭神は 伊波例命 です
創立は定かではないが
五世紀頃に物忌奈命を祀る神社として
秦氏により建立されたと伝えられている
その後 役行者が十一面観音を合祀し
大宝元年(701年)現在の場所に
神仏合祀の石室神社を建立した
蜂の巣のようにたくさんの窪みがあり
石室神社はこの窪みを利用して作られている
これらの窪みは「タフォニ」と呼ばれ
水に溶けていた塩が
水分の蒸発にともなって結晶になり
その結晶の成長によって岩石が壊されて
石廊権現の帆柱にまつわる伝説
(伊豆の七不思議)
昔 塩を運んでいた千石船が
石廊崎の沖で嵐に遭い
その帆柱を石廊権現に奉納すると
誓って祈ったところ
無事に江戸に到着することができた
その帰途 帆柱奉納のことを
すっかり忘れていると
何故か石廊崎の沖で船が進まなくなり
天候が急変して暴風雨となった
往路に誓いを立てたことを思い出した船主が
千石船の帆柱を斧で切り倒すと
帆柱はひとりでに波に乗り
断崖絶壁(およそ30M)を
石廊権現の社殿あたりまで
まるで供えたかのように打ち上げられた
同時に暴風雨も鎮まり
船は無事に播州へ戻ることができたという
西暦700年慶雲3年 諸国に疫病が蔓延していた
役行者がこれを憂い
石室権現を始め始萬の祈りを捧げ
神佛の加護を身を滅ぼして願い続けたところ
十一面観世音が夢に立ち
一枚の薬草を行者に授けた
この薬草を山野を走り回り探し出し
病人にあたえたところ
忽ち病気が平癒したという
この薬草というのが「アロエ」で
別名を医者不要と呼ばれている
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