新曲
「桜いろは」
公開されました！
10周年という節目にリリースさせて頂く和-POPベストアルバム
「契歌」に収録される曲です。
どんな言葉を伝えて、
どんな思いを形にするべきか、
すごくすごく悩んだ楽曲でした。
自分の中で伝えたい思いを形にして、歌詞を書き始めるまでに1カ月かかりました笑
この曲は日本に古くから伝わる
「いろは歌」をテーマに作らせて頂きました。
色はにほへど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
匂いたつような色の花も散ってしまうのに、この世で誰が不変でいられよう。
いま辛く苦しい日々を越えて、
はかない夢をみたり、酔いにふけったりすまい。
このように
色々な解釈がありますが、この歌を僕達なりの解釈で描かせて頂いております。
この世に不変でいられる物は無い。
ただ一つ、不変の可能性がある物、
それは強く強く決めた心。
何よりも移り変わりやすいはずの心だけが、唯一、
不変の可能性を持つ！
そう僕達は信じています。
同じ事を永遠に続けていけるならば、
それは凄く幸せな事かもしれないけど、
この変わりゆく世の中で、全てが同じように続けていけるなんてあり得ない。
時の流れに逆らわず、風向きを読み、
心だけは移り変わらぬよう、強く守り続ける。
10年と言う歳月の中で、
自分に酔いしれ、驕り高ぶるような事もあったかもしれないけど、
人として、歌い手として、
あなたにとっての
ささやかな光になれるよう生きて行きたい。
そして、不変の心を育てる強さを
みんなと一緒に育てて行きたい。
迷ったって良いんです。
悩んだって良いんです。
逃げたって良いんです。
泣いたって良いんです。
当たり前なんです。
最後に自分の心に気がつければ良い。
辛い時、迷っている時、
自分を取り戻す力になりたい。
そう願いこの曲を書かせて頂きました。
僕達はこの歌を戒めにして、この先歌い続ける事で、心がブレないよう守って行きます。
新しい一年、未来へ向けた渾身の一曲です！
是非この曲を愛してやって下さい。
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桜いろは
留まるだけなら さほど苦労は無い
永遠があるなら それも悪くは無い
咲けば散る
我動かずを決めれば床が腐り
やがて朽ちる
巡る日々に争うなかれ
時は流れる
変わり行く風向きを感じ
歩みを落とさず
色は匂えど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
不変の力を持つものは
心一つだけ
変化を望まぬと言う人は割に
古くなれば飽きて埃積もらす
散れば咲く
怖かろうが 時には闇世を進め
明日を守れ
抱えきれぬ涙背負って
生きていくなら
ささやかな光を灯して
貴女に捧げよう
有為の奥山 今日越えて
浅き夢見じ 酔ひもせず
密かに寄り添う歌の花
心へと積もれ
いろはに歌われた
願いは静かに
ひとひら 言葉を紡いでは
音に重ねて
変わらぬ心が作り出す
小さな願い
巡る日々に争うなかれ
時は流れる
変わり行く風向きを感じ
歩みを落とさず
色は匂えど 散りぬるを
我が世たれぞ 常ならむ
不変の力を持つものは
心一つだけ