皆さんご機嫌麗しゅう。
ヒロシでございます
イェイ
今日はスーパームーン!!
中秋の名月と言う名に、これ以上無いほどピッタリな月夜です。
こんな月夜なのに月が雲に隠れて見え無い…
そんな方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、今日はそんな日にピッタリの曲を解説したいと思います。
本日紹介する和ポップは
「無月(むげつ)」
無月とは
十五夜の月が雲で隠れて見えない状態をさす秋の季語です。
見えないものを思うこともまた風流であると考えた日本人が生み出した、なんともまぁ日本的な感性の言葉ですね!!
この無月と言う言葉を恋愛に置き換え
お互いの全てが見えなくても、
逆に陰があるくらいの方が刺激的でセクシーな恋愛が出来る
そんな世界を描いてみました。
冒頭にある
「秋澄める風」と言う言葉ですが、
この言葉も秋の季語である「秋澄む」と言う言葉から付けさせていただきました。
秋澄むと言うのは、秋になって大気が澄みきる事をさします。
大陸から、乾燥した冷たく新鮮な空気が流れ込むため、全てが美しく見え、鳥の声、物音もよく響くように感じられる。
「秋の澄んだ風が二人を包み込んで、お互いの鼓動を感じるまでに響かせる」
そんな一瞬を描きました。
「全て知る事無く 想い続けるのも 良夜のごとし」
良夜と言うのも秋の季語、15夜の名月を指します。
お互いの全てを知らずに、相手を想い続ける事も、名月と同じように美しい。
と歌っています。
ここまで見るととっても美しいイメージの曲ですが、
この曲は凄まじく激しい曲です。
なので僕の中でのイメージは
超プレイボーイな男が、恋人になんの悪びれもなく、当然のごとく、自分の考えを教え込もうとしているような姿をイメージして歌っております。
ステージで僕たちの口元や目を見てみて下さい。
詐欺師の顔をしていますので。
ふふふふふ。
「それでも良いわ」
と言う貴方は、無月、いや僕たちの虜になってみては如何でしょうか?…
無月
秋澄める風 陰二つ飲み込み 鼓動響く
探り合う日々の 意味なき事を気づかせるように
陰なき物は故に光も弱く儚い
味気ない それより
全て知る事無く 想い続けるのも
良夜のごとし
心読めずとも 秘め事 有れど
それもまた無月
図らず 溢れる 感じる 愛
それまた美し
ここにある 見えずとも
そこにある 知らずとも
二人手を取り ちぎり合ったそれに 嘘などない
言い表せない 確かな物が有るというのに
互いの全てを知るには まだ時が足りない
歩む道 二人で
永い眠りにつく その時にはきっと
全てを知る
愛の形など 決め事無く
それ故に無月
求める 与える 溺れる 愛
それまた愛おしい
心読めずとも 秘め事 有れど
それもまた無月
図らず 溢れる 感じる 愛
それまた美し
ここにある 見えずとも
そこにある 知らずとも