秋のキタラでのコンサートご案内 | クラシックギタリスト・宮下祥子 公式ブログ

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クラシックギタリスト宮下祥子(みやしたさちこ)が日々の出来事など綴る一言ブログです。

皆様、こんにちは。



今年も昨年に続き、

札幌コンサートホールKitaraにて

室内楽コンサートを開催致しますので

ここにご案内申し上げますルンルンルンルン


和と洋が織りなす音空間

10月9日(水)





ピアニストの大平由美子さん

ピアニストでもあり箏奏者でもある斉藤真佐子さん

と共演させて頂きますラブ


この度も、総当たり戦?です。


すべて撥弦楽器といってもよいような

機能の似た3つの楽器


しかし、音色が全く違うのと、

タイトルにあるように

和楽器である箏が西洋の音楽を奏でると

〜それもギターやピアノと共に〜


どのような化学反応が起きるのか

楽しんで頂きたいです。


今日はギターがからむ曲目について

少し書きます。


ギターのために作曲された作品が

一つもありません。

すべて編曲もの、です。


箏とギターは、バッハを演奏します。

この組み合わせはバロックに向いている

ことがわかったのです。

フランス組曲第5番から

アルマンド

クーラント

とても華やかです。


ピアノとギターは、

没後100年のフォーレの作品、

組曲ドリーから抜粋です。

ドリーの庭

スペインの踊り

の2曲です。


ピアノとギターでの演奏は

聴いたことがありません。


『ドリーの庭』は、

昔、ジョンとブリームが二重奏をしていたこと

実はすっかり忘れていました。

子供の頃、レコードで聴いたはずなんですが。


これをやろうというのは

大平さんからの提案であり、

私は斬新なアイデアだと思いました。

組曲の中の第6曲『スペインの踊り』

はギターデュオでも演奏している人は

いないかもしれません。

編曲も私にとって挑戦です。


もう一つはピアソラのオブリビオン。

旋律楽器とギターまたはピアノ、

という組み合わせはよく耳にします。

ピアノとギターでというのは新しい試みと言えます。



トリオでは、

私のリクエストで、やはりピアソラ作品を

やってみたいと。

リベルタンゴを選びました。

各々がこれまでの経験と技量をいかして

取り組みます。


そして、チック・コリアのスペイン。

3人でソロを回し、即興風に演奏します。


これらすべて

わたしにとってのチャレンジコンサート!


ギターソロは、なんと、坂本龍一にしました。


エナジーフローです。


この作品が大好きなんです。


この数年でこの世を旅立った

友人知人恩師や好きだった音楽家を思う時、

人の生の儚さがどっと自分に押し寄せてきますが、

その心境をこの作品が表現している

と思えてなりません。


悲しいとも寂しいとも違っていて

ただ儚いという思いです。


これらのプログラム、

一体どんな風になるだろうびっくり

とお思いではありませんか。


是非、お聴き頂きたく、

ご来場を心よりお待ちしておりますおねがい


プレイガイドでの一般発売は

8/3からです。


直接チケットをご希望の方は

どうぞ私の教室事務局へお申し込み下さいませ。


s.miyashita.office@gmail.com