不知火に花浮かべては埋もれゆく

魂の嘆きと海底に行く

 

燦然と立ち尽くしてる死の夏へ

果てあるさくら生き直してる

 

燃えているひとひらの花粛々と

ことしは哭くか葬送の白

 

今日という一度しかなき装いの

ことしもさくら見ればまぼろし