年が明けてから午前中は図書館で過ごすことにしているのだけれど

当地の図書館、今週は曝書(蔵書点検?)期間だそう。

寒い地方なので暖かくなるまで運動や遠出を控えている。

買い物はネットでチラシを確認しているから

出掛けても目当てのものを手に入れたらさっさと家に戻る。

そうなると生来出不精だから理由を見つけないと籠もりきりになってしまう。

 

一番手軽な理由は本屋でも行くか、というところ。

コミック新刊を2冊ほど購入。

地主『スーパーの裏でヤニ吸うふたり第4巻』(ビッグガンガンコミックス)

つくみず『シメジ シミュレーション第5巻(完結)』(メディアファクトリー)

 

誰にでもおそらくは大切にしている言葉があったりして

しかもそれは言った本人は覚えていない些細なものかもしれないけれど

当人にとっては支えにしていたりもする(そんな意味で共感)。そしてこれは

『ヤニ吸うふたり』という作品の(裏の?)テーマと思っている。

 

『シメジ』作者の前作『少女終末旅行』が好きだったけれど

それにしても世界が広がったね。

シメジは『少女』でカナザワから譲られたカメラ収められたにフォルダの写真に

シメジの姉は『少女』のあとがきに出てくる。

多分『少女』と何処かにもう少しかかわりがあるだろうから再読してみよう。

 

先日、所用があって職場の元同僚と連絡を取る。昨年の6月以来。

確実な用事は職場に電話したことが2回ほど。かかってきたのは3回。

近況と今春の人事情報の幾つかを聞いたけれど遠い世界だなあ。

ただ引き継いだ業務の状況と進捗を知り嘆息した。

 

エルナン・ディアス『トラスト』(早川書房)読了。

昨年話題になった一冊。新刊のチェックはするけれど

退職以前のように追いかけなくなったから手に取るかは縁次第。

大富豪の妻の人物像が

ページが進むごとにはっきりするのと反比例で魅力が薄れてゆく。

それが現実なのかもしれないし、そのように作り上げるのが創作かもしれない。

境目はどこにあるのだろう?