先月下旬、一人のロシア少年が慈善事業に献身する事績がメディアに報道され、各界より大好評を博した。
ニジェゴロド(Нижегород)在住のパシャ君、9歳、ペットが好きで野良犬や野良猫に同情心を抱き、助けてあげたい気持ちがいっぱいだった。しかし、家庭の経済状況が裕福でないため、お金を出して助けることがなかなかできない。
その時、パシャ君が考えたのは「物々交換」という計画だった:
絵が得意なパシャ君は、近所住民のペットたちの似顔絵を描き始めた。
良い作品を作るために、パシャ君がいろいろ工夫した:まずはペットの写真を撮り、続いては飼い主よりペットの特徴を聞き、もっと完璧に描くためには美術塾に通うなど、全身全霊で打ち込んだ。
少年の努力によって絵がますます上達して名が広がり、近所のみならず、他所からも似顔絵の依頼が届いた。
パシャ君は出来上がった作品を自ら注文先に届け、賞品としてもらったのはエサやペットの用品など、動物の必需品だ。
これらの”賞品”を動物保護救助センターまでに持っていき、無償援助した。
素晴らしい仏心だ!
パシャ君は将来、建築家になって現代的な動物保護救助センターを建てたいと話した。
是非、頑張ってください!
動物の保護や救助に熱中するのは決して少年パシャ君一人だけでなく、多くの市民団体やグループが以前より各地で活動中。
先週末の10月5日、モスクワのムゼオン(Музеон)公園で銅像の除幕式が世間の注目を集めた。
野良犬と見られる銅像が各地の動物保護者同士より募金を集められて建てられたそうだ。
その日は「ホームレス動物の日」、各地より動物愛好者たちが集まり、自身の経験を分け合いながら野良犬と野良猫を助けてあげようと呼び掛けた。
酷寒の国ロシアではあるが、優しい心を持つ人々が多くて世間が暖かい感じだ!
参考した資料はこちら:
https://www.1tv.ru/news/2019-10-05/373441-v_moskve_poyavilsya_pamyatnik_bezdomnym_zhivotnym
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