オランダ語、福翁自伝②
福沢は21歳の時長崎に出て蘭学を学んだ。23歳の時兄が死に福沢家の当主になり母の許しを得て大阪に出て緒方塾でオランダ語を学んだ。 緒方塾では、初めに所蔵する2冊のテキストであるレベルまで学んだ後は、各々が一人で引き続きオランダ語の習得に務めることとなる。辞書は塾に一つあるだけ。20から30人の塾生がいたと思われ、1冊の辞書でどのように習得できたのかよく分からない。しかし、そうした中どうやらそれなりに原書を読みその意を解するようになったようである。緒方の塾生は死に物狂いで勉強したようである。 24歳で福沢は緒方塾の塾長となっている。自身述べているが、その方面の才能はあったということだ。手先も器用で身の回りの様々なことを手早く上手にすることができたという。