3月最後の日

 

いよいよ彼と

大義名分をもって

会えるのも

 

今日が最後です。

 

明日からは

「仕事の同僚」という

肩書が消え

 

元同僚同士

簡単に会える理由が

 

無くなります…。

 

その日は送別会

彼は事例を受け取りに

 

自治体の施設へ行き

更に4月から異動になる施設へ寄って

 

送別会の会場へやってきました。

 

その日、わたしが彼を

家まで送ることに

 

実は2人の間で

あらかじめそんな約束を

 

取り交わしていました。

 

彼の仕事の業績は

その実直さから校内でも

 

管理職を始め

前の年に彼と組んでいた

 

わたしと同い年の女性の上司や

体育関係の仕事を一緒に組んでいた

 

男性の先輩教師からも

認められていました。

 

異動者が座るひな壇に

他の異動者とともに座った彼に

 

次々と同僚がお酒を注ぎにくるので

ほとんど食事を摂らないままに

多くのお酒が彼の元に届き

 

彼もそれに応えるといった

状況でした。

 

心配しながらも

それを寂しく見ていました。

 

会場が2次会のスナックに移り

わたしは彼の隣に座りました。

 

彼がだいぶ酔っている様子が

分かりました。

 

でも、酔っていても

気丈に振舞っているのは

 

彼らしいなと

感じていました。

 

いよいよ会がお開きとなり

彼を車で隣の自治体まで

 

送ります。

 

実はわたしはこの時点で

彼の家の場所を知りませんでした。

 

ほとんど食べ物を口にせずに

最後まで注がれるものに応えていたので

 

飲み過ぎだけでなく

体調そのものがかなり辛そうです。

 

酔っていながらも

彼が家の近くまで

 

わたしを案内してくれました。

 

途中で彼が

気分が悪いので車を止めてほしいと

訴えてきました。

 

車を路肩に停めて

様子をうかがいました。

 

車から出た方がいいか

かなり悩んだのですが

 

自分だったらそうしたところは

見られたくないかなと

 

そっと待ちました。

 

5分ほどして

顔色は悪かったですが

 

彼が戻ってきました。

 

車で既にあと2~3分の

ところまで来ていたので

 

あっという間に

彼の家の近くに着きました。

 

「ここで」と言われて

家の前ではなく

 

近くのお寺の脇の

やや広くなっているところに

車を停めて彼を降ろしました。

 

言葉では言い表せない

気持ちではありましたが

 

まだ彼と会う約束ができていたのと

メールのやり取りは頻繁にできていたので

 

会えなくなる不安は

そこまで深刻ではありませんでした。

 

ルームミラーで後ろを見ると

彼は車を降りた場所で

わたしの車が見えなくなるまで

 

手を振っていました。

 

その姿が胸に迫って

泣きながら車を運転して

 

家まで帰りました。

 

手を振る彼の姿が

いまでもはっきりと目に

焼き付いています。

 

明日からどうなるんだろ

わたしは……。

 

 

 

おいでいただき

ありがとうございました💗

 

 

これを書いている今も

その時の光景を思い出して

今にも泣きそうになった

双蓮(そうれん)でした(涙)

 

 

 

双蓮(そうれん)と

一緒に

 

安寧の旅へ

出発してみませんか?

 

タロットリーディングを学び

終了証をいただきました。

 

手相も

学んできています。

 

これまでの経験を

皆さんとのセッションで

確認させていただけたら

幸いです。

 

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