わたしは学年主任で

お相手は隣のクラスの担任


実はわたしは

それまでのほとんどが

単学級担任で


だれかと組んで

学年を運営した経験が

ほとんどありませんでした。


正直、図りれない不安と

戸惑いの中にいました。


これまで好きに

マイペースにやってきたことを


だれかと相談し

意見を交換しながら

進めていくことに

自信がもてませんでした。


しかも異動したばかりの学校で…


しかし、お相手は

まだここへ赴任して1年だというのに

落ち着いて物事を進めていきます。


彼は5つ年下の独身男性

考えてみたらわたしには

3人の子どもがあり


産休育休期間を除いたら

経験年数はほぼ同じでした。


「頼りになる」感じなのに

新米主任のわたしを

さり気なくサポートしながら

建ててくれます。


どちらが上司か分からない感じで

新学期はスタートしました。


この時は全く気づきませんでした。

お互いが「阿吽(あうん)」の

呼吸だったことに。


学年で何を決めるのも

行事を組むのも

とてもスムーズで


わたしはこれを

当たり前だと思って

1年過ごしました。


言葉を介さなくても

したいことや

こうしてほしいことが

お互いに伝わっている


学年経営とは

こういうものだと思って

仕事をしていました。


次の年にハタと気付きます。

「言葉で言わなきゃ分からないんだ…」


そして彼は「言葉がなくても伝わる相手だった」のだと…。


続きます…


双蓮(そうれん)より
愛を込めて💗