子供たちの言語学習に大切なものは?「テレビではなく会話」
文字の読み方や書き方を教えるもの、ことわざを勉強するもの、テレビの教育番組では様々な語学学習プログラ..........≪続きを読む≫文字の読み方や書き方を教えるもの、ことわざを勉強するもの、テレビの教育番組では様々な語学学習プログラムを組んでいるものの、実際に子供たちはこうした番組によって言葉を話せるようになっているのでしょうか?

米ワシントン大学、テンプル大学およびデラウェア大学が行った調査によると、子供の言語学習のためには、通常のテレビ番組はもとより、教育番組を観ても、それだけでは子供が言葉を覚えるのは難しいとの調査結果が明らかにしました。

習得のためには、一方的に言葉を発するテレビに向かうのでなく、大人などとの双方向コミュニケーションが重要であるとのこと。

調査では、36人の2歳児に対し3種類の方法で言葉を学習させました。そうしたところ、ビデオチャットで「会話」した時と、対面し「会話」して学んだ時のみ言葉を覚え、録画済みのビデオでは言葉を覚えることは無かったとのこと。

研究に携わったテンプル大学のキャシー・ハーシュパセック教授は、スクリーン上からの学習も可能ではあるものの、双方向型のコミュニケーションが存在する時のみであるとし、直接の会話が一番の方法であると指摘しています。

また、この「双方向性」は言語学習における鍵であるとのこと。

英語など外国語を習得しようとしている人は、なるべく会話の機会を多く持つことが上達の鍵となるかもしれませんね。