なんと!「腸の調子が人の性格を作る」という驚くべき事実が判明
最近は腸を元気にしようとさまざまな記事が紹介されていますが、その本当の理由を知っていますか? 便秘は..........≪続きを読む≫最近は腸を元気にしようとさまざまな記事が紹介されていますが、その本当の理由を知っていますか? 便秘は健康によくないから? 腸が疲れていると肌荒れしてしまうから? 
いいえ、それらは正しいことですが、でももっと深い理由があります。実は、腸が元気であると性格までポジティブになるということが、科学的にも証明されてきているのです。
 
自身で働ける唯一の臓器
“腸は第2の脳”と言われています。これは脳からの指示がなくても、自分で判断して働きを変えることができる、たったひとつの臓器だからです。たとえば、腐った食べ物を食べたとき、過剰に水分を摂ってしまったとき、脳の指令がなくても下痢になるのは、腸が自身で判断しているからです。
 
幸せホルモンは大部分が腸に存在
人が幸せを感じたり、精神に落ち着きや安らぎを与えたりしてくれるのが、セロトニンというホルモン。実は、このセロトニンの大部分が脳ではなく、腸内にあるということがわかっています。そのセロトニンは、食べ物などから摂取したアミノ酸の一種である、トリプトファンなどに助けられて作られます。
つまり腸が元気な状態でないとセロトニンが作られず、幸せを感じられずにイライラしてしまうということなのです。
 
腸内細菌が人の性格を変える!?
また人の腸内には100兆個以上の細菌が生息していると言われ、この腸内細菌が人の性格に影響を及ぼしている可能性があるのです。
抗生物質によって腸内細菌を減らされたマウスは、注意が散漫になるなど行動パターンに変化があったという実験が、雑誌『Gastroenterology』に発表されています。また積極的に行動するマウスの腸内細菌を、無菌状態のマウスに移すと、そのマウスが活発に動くようになることも実験で明らかになっています。
これによって、腸内細菌が人の性格にも影響を及ぼしていることが示唆されているのです。