毎日排便があっても注意!心身にマイナス影響の便秘とその対策法
年末年始で生活パターンが変化してしまい、便秘になってしまったという人も多いのではないでしょうか? 普..........≪続きを読む≫「私は毎日出ているから大丈夫」と胸を張る人もいるかもしれませんが、実は毎日便が出ていても便秘と診断されるケースがあるとご存じでしたか? 

便秘は腸内で物が腐ったりして、有害物質が心身にマイナスの影響を与えると分かっています。毎日便が出るという状態にこだわらず、2~3日おきであっても排便が好調な状態を目指した方がいいでしょう。

 

■便秘とは回数の問題ではない

便秘とはそもそも、便の中の水分が不足して硬くなったり、便の通り道が狭くなったりして起こります。一般的に1日1回~2回排便のある人が多いので、毎日便が出ないとすぐに便秘だと考えてしまうかもしれません。

しかし、毎日便が出ていたとしても、その便が硬くてコロコロとしており、量も少なく残便感がある場合は、便秘だと診断されます。逆に、2~3日に1度しか便が出ていなくても、便の状態が優れており、本人に不快感が無ければ便秘とは言えません。

「毎日、便をしなければ」という精神的なプレッシャーは便秘改善に好ましくないので、健康的な便を、不快ではないペースで排便するという状態をまず目指してみてください。

 

■正しい便秘対策とは

厚生労働省の情報によると、たいていの便秘には、以下のような対策が理想的とされています。

(1)タケノコ、緑黄色野菜、ゴボウ、サツマイモ、大豆など(非水溶性)食物繊維をたくさん食べる

(2)冷たい水、冷たい牛乳を起床後に飲む

(3)適度に脂質を摂る

(4)適度に香辛料・アルコール・酸味類などを摂る

(5)はちみつ、砂糖などの糖分を摂る

(6)パインアップル、イチゴ、リンゴ、プルーン、梅干など有機酸の多い果物を食べる

(7)豆類、イモ類、クリなどガスを発生させやすい食べ物を食べる

(8)胚芽米、玄米などを食べる

(9)食事をきちんと食べる

ただし、自律神経失調症のようなメンタルが原因となる便秘の場合は、対策がかなり変わってきます。かえって逆効果になるケースも多いので、過労やストレスなどメンタルの部分で思い当たる部分があれば、注意してください。