以前海で、のっぽ両親、のっぽと一緒におしゃべりしていたら、

のっぽパパの友達の話になって、「アントニオが~」って言ったから、

わたくし「猪木」って言いたいのを我慢して「タブッキ」って言ったのね。

 

イタリア好きさんはご存じの方も多いと思いますが、

須賀敦子さんが彼の本を翻訳してらして、

ウンベルト・サバ、ナタリア・ギンズブルグとともに、

彼女の本の中に友人としてアントニオ・タブッキの話が出てきたりしていました。

 

須賀さんのご主人が若くして急逝された時に、

汗びっしょりになってアントニオが半分しおれかけたエニシダの花を持って

駆け付けたシーンが、まるで映画の1シーンのようで

ものすごく印象に残っていて、覚えていたのでした。

 

須賀さんは、私がイタリアに関わる初期に知った作家で、

「ミラノ 霧の風景」を読んで、漂うちょっと物悲しい空気と、落ち着いた雰囲気、

何ともうまい言葉の使い方にエッセイなのに、小説を読んでいるような感じで、

この本で、ボーン!と彼女にはまりまして、かなりの彼女の本を読みました。

それ以降、タイプの違ういろいろな方のイタリアの本を読みました。

 

今思うと、こういう影響もあって

卒業旅行は仲良しの友達との買い物旅行を断り、

北米留学帰りの先輩と一緒に欧州3か国旅行をしたのでした。

 

この欧州旅行は、本当に良かった。

貧乏旅行でだいぶ痩せたし、トラブルもあったけれど、様々な美術館を見たり、

欧州の街並み、人を見た影響は小さくなかったと思います。

とはいえ、仕事では北米ガッツリになり、その後欧州と疎遠になるのですけれど。

 

 

 

のっぽパパから送られてきた昔の写真。机の長さとビンの数に目が釘付け爆  笑

 

話戻りまして、

わたくしの言葉を聞いてのっぽパパが

「え、とす、なんで彼を知ってるの?ニコニコ」って。

 

え?びっくりえ?!

 

「わしの友達、アントニオ・タブッキって言うんだけど。」って。

 

えー!!!!!

で、わたくしの知る限りのアントニオの情報を言ったら、

のっぽパパからさらに詳しい情報が。

 

はい、同じ人ー!キラキラ

 

ブログのテーマに「ピサに有名人がやってきた!」とありますが、

「ピサに有名人がいた!」ラブ

 

須賀さんの本の中では、フィレンツェ人と書かれていたけど、

実は彼はピサで生まれて(祖父母の家で)育ったピサ人だった。   あとで調べた

フィレンツェには結婚したお姉さんがいて、

もちろん彼は、フィレンツェにもシエナにもいたことがあるから

須賀さんが書いているようにフィレンツェ訛りがあったようなんだけど。

 

のっぽパパと同郷で、知人くらいの感じだと思ったら、

ケンカをするくらいのガチの親しい間柄だったそうな。

大人になると、アントニオは左派で、のっぽパパはやや右よりだったらしく

政治の話題で議論になったりしたそうな。

今でもイタリアでは政治の話を普通にテーブルでしますが、

当時はもっと政治運動が盛んな時代だったそうです。

「数年前にあいつ、死んじゃったけどな。。。」って。

あー、もう1,2年早くイタリアに移住することになっていたら会えてたかも。

 

私が須賀さんの話や本の話をしたので、

「みんなで食事会した時の写真が納屋にあったと思うから見とくわ。」

って言って、本当に納屋を探してくれて、写真を送ってきてくれたー爆笑

 

 

 

 

ドンタコスおじさんみたいな人がいますが、ドンタコス2号がのっぽパパ。

そしてその隣の、女性と話しているブルーのシャツの人がアントニオ・タブッキさん。

 

おおー!のっぽパパ、隣に座ってるーポーン      ほんとに仲良かったんだね

 

ということで、1枚目の写真にお戻りいただくと

タブッキさんの顔がもう少しはっきり見えるかと思います。

 

いやー、ビックリした。

まさか日本で読んでいた本に出てくる人と、のっぽパパが親しい友達だったなんて。

あの頃の私に教えてあげたい、

「この個所をよく読んでおけ。この人に関係する人と家族になるよ。」って。

 

 

 

久し振りに須賀さんの本、読んでみようかな。

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