亮ちゃんと私は、以前同じ会社に居た。


先日、亮ちゃんが少し萎んで帰って来た。

話しを聞くと【クレーマー対応】

半日ほど時間を費やしたとの事。


まー亮ちゃんの場合は、偉くなったから

言わゆる「上を出せ‼️責任者‼️」

ヤレヤレショックアセアセ


私が亮ちゃんの会社に入ったのは

平成10年頃の話し。

その頃も、シングルマザーには

職探しが難しく

ハローワーク(この頃は職安)の

窓口で先方に電話連絡すると

私の年齢、子供の有無、子供の具合が悪い時のサポートは誰が出来るのか。


ほんと、それだけで面接すら

受けさせて貰えなかった。

そんな時に新聞の折込チラシに


簡単な受付事務募集!!

年齢30歳以上。


う、嘘だろー!!

この時代で?

30歳以上でいいのーーー笑い泣き?

いや、嘘でもいいからとにかく連絡した。


行ったことも無い都心のオフィスに

出向いて、筆記試験と1次面接&重役面接。


仕事の内容は申請等の手続きを補助をする。

多くのお客様は、高齢者の方や身障者の方。

時には漢字も読めない、自分の名前も

書く事が出来ない方が居るとの。

「まさか、そんなー」と心の中で

え、ここ笑う場面??と思ったが

重役の人達は真顔過ぎる真顔。


え。。。あんぐり

しかし、持ち前の外面の良さで合格。


良かった、良かった。

これで出戻りしてた母の家から

自立の1歩だぁ笑い泣き


お給料は、ま、チト低い。

元ダンナが離婚に応じてくれないので

都や区からの補助はナシ。

寧ろ旦那の収入、身を寄せてる

看護師長母の収入を合算され

保育園代は、何の為に働いているのか

分からない金額に。


でも、進みたい。

自立したいんだ。


その一念で新しい扉を叩いた、、、

が、直ぐに撃沈ぐすん

経験した事の無い世界でした。


元々は受付事務第1期生を30名程雇用。

半年も持たずに全員退職。


その後釜に私がヘラヘラニコニコ来たのだ。

毎日、ロッカー室で泣いた。


私が配属された窓口は

社の中でもブラック視されていた。


窓口人数女性3名。

午前中に来るお客様は100名越え。


年度替わりで、更に戦場化する窓口。

その時、私が対応したお客様が

目と耳が少し不自由な方で、申込書を

私に書いて欲しいとの事。


係長に聞いてから

もし、申込書に記載ミスがあっても

怜さんに責任は問わないとの

約束を3者で交わし、代行する。

(今は一切駄目)

その申込書は、物凄く手間が掛かる

書類でした。


待合室のお客様のイライラも募る中

1人の男性の方が私に怒りの矛先を

向け始めた。

私への悪口を大声で言い始めたのだ。

「バカ」「頭悪い」「空気読めよ」等々。


私は驚いたのだ。

人の悪意に。

「わ、私に向かってるの驚きはてなマーク

でも、目の前のお客様には

聞こえもしない。

周りの雰囲気も分からない。


気がつけば涙こぼしながら仕事してた。

それでも精一杯出来る事は

責任もってやったつもりだ。


そして、立ち上がり次のお客様を呼ぶ。

お客様達はいつの間にか

静まり返っていた。


「怜、おトイレ行って何か飲んで少し気持ち変えて来な。残る2人で何とかやる‼️」

先輩に促されて、私は泣いている事に気づいた。


「そうよ。少し休みなさい。」

待っているお客様が声を掛けて下さり

また泣く。


「泣くな!」「頑張れ!」「分かってるよ!」


あの時の窓口は、一体化し

変なテンションだった指差し飛び出すハート


私を罵倒していた男性は

コソコソと帰って行った。


だから、分かるんだ。

クレーマーに神経や、気持ちを

全部持って行かれる虚無感。


私は服薬しているので

早く就寝するのだが、その夜は

亮ちゃんに少し気持ちを寄り添う。

私流の切り替え方を伝授した。


1人じゃないよ。

私、ここに居るよ照れ


ハイ、今月のネイルん音符音符