チームリーダーさんの休憩の間、代行を頼まれた。

 

 

「Rの患者さん、Rが入院取り終わったら病棟戻れるから」と言われていたので、暇してそうなKを見つけ、

 

 

宇宙人Rの入院取り替わってあげて。そしたら、Rが患者搬送できるから

 

 

とお願いして、Rに患者搬送をするように依頼。患者搬送は、ウォーディと呼ばれるベッドを押してくれる人たちがいるので、その人の手配を済ませるとRが、

 

 

UMAくん実は、この患者さん体温が37.9℃で今計ったら38.2℃になってます。

 

 

宇宙人それは医師に報告済み?

 

 

UMAくんいえ、してません。

 

 

宇宙人病棟は知ってるの?

 

 

UMAくんいえ、知りません。

 

 

笑い泣き

 

 

熱発した患者さんを「はい、後はよろしくー」って忙しい病棟に丸投げは、さすがにあかん。時間は、16時半直前。大半の医師が16時半終わり。残業なんてしないオーストラリア。彼らがいなくなると、当直に連絡しないといけなくなる。

 

 

帰宅時間直前に医師に連絡すると、「帰る時間だから、当直に頼んで」といなくなる医師もいるので、治療をした医師に連絡。「あー、そうなんだ。分かった、僕から下にフォローするように言っとくよ」上からの指示は断れまい(よしよし)。

 

 

病棟には、

 

 

宇宙人すみませんが、患者さん熱発してます。医師には連絡ついて、診察を依頼しているので後の指示取りお願いできますか?

 

 

大体、診察の後は採血や抗生剤投与の指示がでるので、「指示取りと検査までして送ってください、こっちは人がいないんです!」って言われることも多々あります。これはもう仕方ない。病棟は忙しいのでね。

 

 

ありがたいことに、この日は「大丈夫ですよ」と言ってもらえたので一安心。無事患者さんを搬送してもらいやれやれと思っていると、他の検査室から「検査終わりましたー。患者さん、リカバリーに運びます」と連絡が。

 

 

ちょうど患者さんを搬送した後のスペースが空いたので、そこに新規患者を入れることに。

 

 

しばらくすると、

 

 

UMAくんこれ・・・、体温計が壊れてる。次の患者さんも39℃って出て、でも明らかに発熱してないんです。自分の体温計ってみたら私も熱があるんです。

 

 

え・・・。

 

 

私も計ると、38.2℃

 

 

チーン

 

 

ちょうどその時に休憩から戻ってきたチームリーダーさん。病棟に電話を入れて再計測してもらうと37℃。慌てて医師にも連絡をして、診察を取り消し。

 

 

採血や抗生剤の指示が出る前でよかったよ汗

 

 

インシデントレポートはRが書いてましたが、体温計がこんな風に壊れたの見たことなかったので驚きました。病院の体温計壊れて気が付かなかったら結構大事よね。体温計の定期点検とかあるのかしら・・・。

 

 

結局その体温計は、スタッフが仮病で帰りたい時用にナースステーションに保管されることが決まりました(ウソです)。