クリスマス前からずっと暇な我が検査科。クリスマス後はさらに患者さんが減って、マネージメントが帰りたい人達に年休を許可して帰していました。

 

 

それに味をしめたA。

 

 

朝の7時過ぎに電話がかかってきて、

 

 

黒猫 あのー、今日も患者さん少なかったら年休取らせてもらえるって昨日話しが出てたんだけど、年休取らせてもらえるかなぁ。

 

 

うん、まだ7時過ぎね。マネージメントの人も来てなけりゃ、今日の予定もまだ分からない。

 

 

宇宙人 PもSもまだ来てないから、また折り返し電話していい?

 

 

結局、朝の時点では患者数が少なかったので、万が一患者さんが増えた場合には途中からでも来ることを条件に年休が取れることになりました。

 

 

Aに折り返し電話したけど繋がらず。その後何度も連絡するけど繋がらなくて、8時20分にAから電話がかかってきました。Aの勤務開始時間は8時30分なので、普通ならもう病院内にいる時間帯。遅刻常習犯なので多分それはない

 

 

黒猫 あのー、年休どうなった?

 

 

宇宙人 折り返し電話したんだけど繋がらなくって、こんな時間になっちゃて。8時半出勤だからもう病院だよね、今どこ?

 

 

黒猫 え、えーと。あ、実はシックになって。

 

 

宇宙人え?病気?病欠ってこと?病院に来ようとすらしてなかったのか

 

 

黒猫 うん、えっとガストロ、ガストロなのよ。 

 

 

とんだ急展開真顔 うちの患者より早い急変だな

 

 

宇宙人 分かった、病欠ね。

 

 

黒猫 いや・・・、そうなんだけど。Pはなんて言ってた?年休のこと。

 

 

宇宙人 え?いやでも病気で来れないんだよね?年休はもう関係ないよね?

 

 

黒猫 うん。でも、私もう病欠残ってなくて。だから、年休で休みにして欲しいんだけど。

 

 

知らんがなチーン

 

 

宇宙人 病欠だけど、年休で休みってことね。伝えとくわ。

 

 

病欠残ってないと欠勤になって、お給料1日分減るからね。それは困るってことです。

 

 

患者さんが少ない日くらい年休とって休ませてあげようとするマネージメントの優しさは、こうやって踏みにじられていくのでした。