プリセプティちゃんの2週目。
検査室が早めに終わってしまったので、他の検査室の休憩の交代要因を頼まれました。プリセプティちゃんと別れて私は別の検査室へ。
しばらくすると、元々プリセプティと一緒に働いていた検査室に急患が来たと耳に入りました。私は行けませんが、急患で運ばれて来た患者さんの治療を見るのはいい機会なので、見逃さずに誰かと一緒にケアに入れているといいなと思っていました。
無事、休憩の交代要因の役割を終えて、プリセプティちゃんのいる検査室に様子を見に行くと、
ノルアドレナリン、開始!
という医師の声と、ノルアドを手に目でSOSを訴えてくるプリセプティちゃんの顔が見えた。
状況はさっぱり分かりませんが、ノルアドレナリンが出てくるのは患者さんがショック状態の時です。ありゃ、やばいわと思って大慌てで検査室に入り、動き出しました。
プリセプティちゃんの検査室での初急変は、
CPR(心臓マッサージとアンビューによる気道確保)、除細動(ショック)、IABP(バルーンパンプ)挿入、CV挿入となかなかこれ以上は見れないんじゃないというくらいのフルコースになりました。
特にバルーンパンプは私も1年に1回触るか触らないかくらいの頻度でしか出てこないものなので、自信を持って準備できるかというと怪しい。
自信がないと、急変時には触れません。もう1人のナースが率先してやってくれたので、私は他のことをしていましたが、自信があれば私がプリセプティと一緒にセットアップした方が、流れ的にスムーズだったなと反省。
割と激しい急変でしたが、自分のできる範囲でてきぱきと動けるプリセプティの姿を見れたのと、
できることは少なかったけど、あの場にいて急変を体験できてよかったです。
という前向きな発言が聞けたので、よかったなと思いました。