今日は、母の退院と自宅での療養の事を少し…。

 

 母が最後に入院をして、いよいよ積極的治療をあきらめて退院して自宅で過ごすことが決まった時、在宅での看護のためにたくさんの準備をしました。

 ケアマネージャーさんが決まり、訪問してくださる先生を探し、訪問看護ステーションやヘルパーさん、薬剤師さんとの契約、介護認定の申請、介護用品のレンタルや購入、点滴をするための手技の練習などなど、母一人がこれまで住んでいた自宅に帰ってくるだけで、こんなにもたくさんの人の力と、準備が必要なのだと初めて知りました。

 これまで、街を車で走っていて何となく目にしていた訪問医療、往診、訪問看護ステーションなどの文字が、突然くっきりと目に入ってくるようににやり思いのほか、往診してくださる先生は多いものだなと、道を車で走りながら思ったり、こんなところにも訪問看護ステーションがあったんだと驚いたりガーン

 

 母が自宅に帰ってきて、天国に旅立つまでの約2週間という短い時間でしたが、訪問看護ステーションの看護師さんには本当にお世話になりましたぐすん毎日のように相談に乗っていただき、不安な時は訪問していただいたりと…。そして、母が少しでも快適に過ごせるようにと、丁寧に丁寧にケアをし、声をかけてくださいました。母のように、癌の終末期を自宅で過ごす人を訪問するということは、いつか看取りの時がやってくるということ。そこに立ち合う看護師さんの心を思うと、それだけでなぜか胸が苦しくなります。どんな仕事も立派な仕事だと思いますが、こうして自分の目で見るとさらに尊敬の念がわいてきますキラキラ

 

 母とは全く関係ありませんが、私が断乳を決めたときにお世話になった助産師さんも、それはそれは素晴らしい方でした。授乳最盛期に断乳することになり、断乳当初は3時間ずっと母乳をしぼってくださり、またその2日後には2時間、1週間後に2時間という風に、ひたすら乳腺炎が起こらないようにと処置してくださいました。処置しながら、私の話に寄り添いながらたくさんのことを教えていただいたり、ご自分の子育ての失敗談などを話してくださったりと、断乳が悲しくて淋しかった私はこの方に救われましたえーん

 

 やはり、百聞は一見に如かずで、自分の目で見たり、お話したりすることで、よりその仕事が魅力的で素晴らしいものなのだと感じることができます。きっとそれは、多くの仕事もそうなのだろうな…と。だから、もっともっとたくさんの職業の方と関わりたいなとか、仕事を間近で見てみたいなとこの歳になって思うようになりました。井の中の蛙大海を知らずなんだろうな…とぼけーだから、主人の仕事も間近で見たいなともウシシ

 そして私の仕事は、誰かの役に立ったり、誰かにこんな風に思ってもらえてるのかな、一人でもそんな人がいてくれるといいのになとも思いましたにやり

 と、今日はお仕事に関するつぶやきでしたウシシおやすみなさいzzz