![猫しっぽ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/206.png)
カバートアグレッションとは❓❓ ![猫しっぽ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/206.png)
![猫あたま](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/208.png)
カバートアグレッションとは、いい人のふりをしてターゲットに近づいて、うまくわかならいように、言葉、行動巧みに、その人の信頼感や、罪悪感、やさしさなどの心のスキを攻撃してくる人のことだそうです。その目的は、思いのままに人を、最終的には全体を、都合のいいようにコントロールしようとすること。大変支配欲が強く、潜在的に攻撃されるため、ターゲット本人は気づきにくく、陥れられると、次第に原因不明のストレスに悩まされ、神経が衰弱していく人もいるそうです。
人にマウントを取りたがる人って、本当はとっても弱い人だって思います。
だって、勝手に自分より下だって決めつけた人と比べることでしか、自分の価値を見出せないんだもんね。
ターゲットにされたおだやかボッチ系女子
オリンピック開催に関してのいじめや見下し問題が流れているこの頃、Aさんに聞いた会社のことを思い出しました。
Aさんの会社では、Gというマウントを取る人がいたそうです。控えめなDさんに常にマウントをとっていたそうです。そのマウントの取り方はかなりずる賢い手口だったそうです。
GはDさんの仲間を装いつつ、実はそこから得たDさんの情報を、影響力のあるグループに提供し、おかしくアレンジして笑いものにしていたそうです。
一例として、Gのその手法はこんな感じ。
〇影響力のあるグループに近づくために、普段あまり話さないDさんの身の上話を聞きだし、アレンジして提供する。
〇上司には「Dさんが無口で何を考えているのかわかりません。そのせいで、チームリーダーを怒らせて仕事に支障をきたしています。間に入る私は大変です。周りのみんなにもどうにかしてといわれて困っています。」と、泣きごとのように密告。
○チームリーダーには「昨日、リーダーが閲覧していた資料の棚、入れ方が気に入らないみたいで、Dさんが片づけていました。私の作成した資料も気に入らないのか、手書き修正してくるんです。」ただ、時間ができて掃除していただけ。気が付いたことを忘れないように補足しただけのDさんのことを、このように報告。
〇そしてDさんには「リーダーって、ほんと性格きついよね。Dさんができる子だから嫉妬してるのかな。Dさんの仕事のやり方がダメって私に行ってくるの。それに上司も頼りないよね。責任あることはどんどんぶつけたらいいのよ。私たちは平社員だから、あとはし~らない♪ネ♪」
結果、Dさんはチームリーダーのことを悪く思い始め、チームリーダーもDさんを悪く思い始めるようになったそうです。Gは、間に挟まれた悲劇のヒロインアピールで、上司からも、影響力のあるグループからも同情を集めるように。
パット見た感じは愛想のいい話し方の口の達者なGは、調子にのって「これからは、古いやり方を変えて、無駄を省いていくべきです!」と、ある日、目の前のリーダーを差し置いての仕事大改革発言!
このあたりから、チームリーダーに対するマウント願望が抑えられなくなり、上司の前にて、リーダーが考えてくれたやり方をほぼ全否定。リーダーも初めは言い返していましたが、上司には起こり方がパワハラ的と密告。圧力をかけられていると、影響力のあるグループにも言いふらし、手も足もでなくなってしまったのです。
ほぼGのやりたい放題になってしまったこの職場。「これはやめて、こうするべき!無駄は省くべき!」が口癖の改革。時折「下克上じゃ!}と笑っている姿を見た人もいたそうです。リーダーは、一番手に入社のベテラン核。そしてDさんは、少し間をおいて入社の後輩。なんとGは、入ってきて少ししかたっていない人間だったのです。なにかあると、「同じ業界だったので仕事は知っている。あと、学校をでているので、絵とパソコン関係は得意だし、流行には敏感な方。」そのようなことを言っては、人の前にでていったそうです。
ターゲットにされたボッチ系女子の抵抗!!
そんなもやもやした状況が続いていた時、仕事についてGがDさんに話しかけたそうです。
「リーダーって、資料の書き込みに無駄が多いと思いませんか?丁寧なのはいいけど、それだけになってしまうと、他の仕事ができなくなるから、スピードが必要なんです。だから私のやり方でやってください。」とDさんを指導?洗脳?
ところがDさんの様子がいつもと違ったそうです。落ち着いた表情はいつもと同じですが、その日のDさんは、Gに対して、ものすごく言葉を返していたとか。
Gに「リーダー作成のテンプレートは、とにかく無駄が多い。Dさんは使っていないけど、文体のココとココは無駄!」と言われれば、笑顔で「このテンプレートは、みんなが知らなかった資料の納付先まで記されていて助かりました。作るの大変だったでしょうね。」
「リーダーは、細かく突っ込んで上司に質問ばかり質問するから、あの人のせいで余計な仕事がどんどん増えるんです!」と言えば、「前の会議では、Gさんは、リーダーのことを、しっかり質問してくれる人って言ってましたよね。とにかく、返信してくれた上司のメールもわかりやすくて、今回は、これで問題解決ですね♪」とDさんが返答。
この時、Gの中の何かが切れたのか「リーダーははっきりと物事が言える人!私はモノが言えない人ではなく、リーダーについていきます!」と、Dさんを挑発するような態度に。
それでもDさんは表情を変えずに「そうですね。探求心もありますしね。」
Dさんは、おそらく知っていたのでしょう。「Dは、笑ってるだけで何も言わないやつ」って、Gに言われていたことを。ここから一気に反撃が始まったそうです。
「私にもGさんに考えてほしいことがあります。」
無言で睨むGに一言。
「この部署内だけの連絡用紙ですが、普通に綺麗な文字が書けるのに、丸文字を書いて絵文字をつけるのはやめた方がいいと思います。」
「みんな何も言わないからいいでしょ。」
「いつか誰かに言われるかもしれません。」
と言っていると、上司の座っている方を見て、声のボリュームをあげ「○○上司がそんなこというわけないでしょ!」と、Dさんが悪口を言っているかを装う口調になったそうです。
「ここにいる人は、みんなそんなことをいう人はいません。ただ・・・・・・・
無駄じゃないですか?いちいち凝った文字に絵文字を付けていくなんて・・・・・・・。」
と、無駄が口癖のGに対して
無駄無駄特大ブーメラン!!!
行け!行け!ボッチ系女子!!!
口の達者なGは負けじと反撃。
「はっきりいって、リーダーとDさん、もめ事ばっかでやりにくいのよね~。私はあなたたちのギスギスを緩和するために絵文字をいれてあげているの!!」
「ちょっと前はありましたけど、最近は普通にやっていますよ。」
「それは私が間に入ってあげたからでしょうが!だいたい、もめるのはあなたにも問題があるからです!!!」
「そうですね。だから自分なりに直すところ直しておさまってる。それでよくないですか?」
「職場っていうのは、みんなで仲良くやっていかなきゃないないのよ。ここのみんなはいい人だって、信用してるから私は絵文字をいれてるの!」
「そうですね。いい人ばかりですね。だけど、そんなのわざわざ入れなくてもいいと思います。」
「・・・それに、将来、なんかのはずみで、社外でうるさい人に出くわしたらやっかいですよ。」
「私がそんな人に出くわすわけないでしょ!だいたい今は絵文字をいれる時代なのよ!あなたは考えは古いのよ!時代にそぐわないのよ!!」
「??? これって、時代とは関係ないと思いますけどぉ。あ、そうですか。それなら別にいいです♪」
まさかのDさんの静かな反撃に、何も言えなくなったG。相当悔しかったのか、突然、聞いてもいないことを弾丸のごとくしゃべりだしたそうです。
「まったく、転職先の行く先々で、絵文字がどうとかうるさいのよ!そういう奴らって、おまえに絵なんて書いてもらうほどの仲じゃないんじゃっていう変なプライドの塊の奴らばっかりなのよ!私はね!性格がきついって言われたから、それを緩和するために絵文字をいれてんの!あなたは、それを私にするなっていうんですね!」
「実際、私の前の職場で、Gさんのように絵文字を書いていた人がこっ酷く怒られていた人がいて、見てるの怖かったから、気になって言っただけです。だったらもう、別にいいです♪」
「あなたの前の職場って、○○業界だったよね。だいたい、あの業界って、ヒステリックで、ちょっと変な奴ばっかなのよ!ここの職場は別ものなのよ!混同する方がおかしいのよ!」と、Dさんの長くいた業界をバカにする言葉まで投げかけたそうです。
Dさんは、ちょっと興奮気味のGを前にしても動揺せず、落ち着いた表情で続けたそうです。
「あ、それから日報の用紙、書いておいた方がいいですよ。一ヶ月まるまる書いていませんよね。Gさん一人だけですよね。上司に突然提出してくださいって言われたら大変ですよ。では、今から別室にいかないといけないので。」
「あんなの、別に書かなくていいんです!!だいたい、あんなの上司も誰も見てないわよ!無駄なのよ!廃止すべきよ!」
なんだかんだと負け惜しみを言いましたが、それも気にせず、さっさとDさんは去っていきました。
ボッチ系女子、抵抗後に更なる苦難~( ノД`)
その次の日から、Gは、Dさんと目を合わせないという徹底無視と、Dさんに対しての会話は、すべて無感情で返すという陰険な行動にでたそうです。そして、影響のあるグループと、全く関係のない、そのグループの直属の上司に、Dさんが自分の資料に神経質なことを言ってきたり、気に入らないからと掃除を目の前でしたりとひどい仕打ちをしてくるんです。」と、泣き言を言ったそうです。
影響のあるグループとその上司は、一斉に「かわいそーう!へ~、おとなしそうな顔してドギツイんだ。」「なんかきら~い。ははは~♪」と、Dさんがひどい目にあったことも知らずに同情したそうです。そしてグループの人たちは、Dさんから少し離れた場所で、「きちんとお掃除しないと、そのうち遠巻きに嫌味なことされるかも~。」と笑ったりしたそうです。
静かなる必死の反撃!負けるなボッチ系女子!
それでもDさんは、表情一つ変えませんでした。Gは無反応なDさんを見て腹立たしく思ったのか「Dさんは、どんな時に怒るのよ?」と言ってきたそうです。みんなの前で怒らせて非難を浴びさせようとするのが見え見えの質問に対しても、落ち着いた表情で「これは絶対違うって思った時と、濡れ衣を着せられそうになった時ですね。」とキチンと返答してきたそうです。
「そんなことする人はいません!!」
「いましたよ。昔の職場で。」
Gはあまりにも落ち着いた表情で対応するDさんが薄気味悪くなったのか、それ以上何も言えなくなったそうです。
Gはその後も、Dさんの前で、わざと彼女以外の人としかしゃべらない行為をしました。だけど何の反応もない。今までは、情報収集のためか、ずっとDさんに付きまとって一緒に帰っていたそうですが、Gが一気に無視して先に帰っても何の反応もない。だけど、Dさんは、Gのように、完全無表情で仕事を進めるということもせず、とにかく以前と変わらない、落ち着いた対応のDさんでいたそうです。
神様はいた?棚ぼた式アグレ女子の墓穴ネタ
そんなこんなを繰り返していたある日、Gは、ある日、上司から日報の提出を求められたそうです。何も書いていないDは、すかさず話をそらして、この日報は、みんな書くのを面倒がっているので、廃止を検討すべきと提案したそうです。ですが、Gはあの時大きな失態をおかしていました。
Dさんに戦闘モードで会話をしていた時、すぐそばで上司に聞かれてしまっていたのです。
「日報なんて、どうせ上司も何も見ていない!」ということを・・・。廃止提案は翌日却下され、Gは上司に、きちんと用紙を書くように注意をうけたのです。初めての上司からの提案却下と、注意でした。しかも、みんなの前で・・・・・・。
最強?!一人という自分を楽しむ力!!
Dさんは、その時も表情を変えず、いつもと同じだったそうです。それどころか仕事をする時の彼女は、なんだか楽しそう。影響のあるグループの上司に、コピー機に取り忘れた資料の手渡しをしてお礼を言われていたり、新しい仕事で、リーダーがわかりにくいところを一緒に考え合う等、プチ和気あいあいの雰囲気。一人で資料とにらみあって答えがひらめいたのか、嬉しそうにしていたりと、まったくGのことは眼中にないという感じだったそうです。また、いつのまにか他部署で、共通の趣味を持つ人と知り合いになっていたり。その際もGは、二人の間を割って入り、知り合いを自分に向けさせて、Dさんを一人にさせようとしたそうですが、仲を裂くことはできなかったそうです。
Gは、その翌日、会社を休んだそうです。
そして、時間がたった今、Dさんの前に、Gはいません。
今、Gはどのような思いをして暮らしているのでしょう・・・・・・。
アグレ女子を黙らせたボッチ力とは?
DさんがこのようなややこしいGを黙らせることができた要因はなんなのでしょう。
それはDさんが既に持ち得ていた、清いボッチ力の強さなのではないでしょうか。
☆Gと捻じ曲げられた噂に飛びつくグループ。そんな人たちことを反面教師と捉えることのできた人間力。無視されることを寂しい捉えず、そんな人たちと接する時間が減って楽になったと思えたプラス思考。
☆お弁当の時間も一人で平気だったり、普段から、一人でいることを恥ずかしいことだと思わない気持ち。一人の時間を落ち着いてすごせるゆとりの心は、一人にして阻害してやるという相手に対して、大きなダメージを与えられることはありませんでした。むしろ、強味として作用することができたことは大きかったのでは!!
☆怒らせることが目的と理解し、個人としての自分を自ら守り、どんな挑発的な言葉にも動じなかった、落ち着いた推察力。
☆オフィスという狭い範囲のことだけを考えず、自分の好きな世界を見つけ、その関連の人たちとの関係を楽しむことのできた広い視野。
☆汚れた心が蔓延して、転職せざるをえなくなるという、もしもの時のことを考え、今働いている職場での知識を最大限に吸収して次に活かすのだという、その行動を仕事を楽しむことと置き換えることのできた向上心。
一人コツコツと熱心に仕事をしていたDさんは、ますます知識を積み上げていったそうです。その横では、上司のいないところでさぼり、Dさんをハブって、グループで楽しそうにつるむ、得意げなGの姿があったそうです。
第三者からみても、Dさんが転職選んでも選ばなくても、今よりもいい道が開ける可能性を感じずにはいられません。一方、Gの行動は明らかに一時的な同調圧力のようなもの。正体がばれたら、その反動は相当大きなもの。いい結果になるはずがないと、思わずにはいられませんでした。
自分の人生にもねぎらいを。その先に見えてくる心とは
Dさんは、長く別の業界にいたそうですが、夢を捨てきれず、Aさんの業界の会社にきたそうです。別業界からの転職で、何かと覚えることも多いため、リーダーに手を焼かせ、失敗も多かったそうですが、持ち前の集中力と忍耐力を、仕事を覚える時間に活かして、どうにかここまできた苦労人タイプの人だそうです。
Dさんの今までの職場は、上司が厳しすぎたり、建物も狭くて古くて何かと大変だったそうです。そのため、入社当時から、Dさんの口から感謝系の言葉を聞くことが多かったのだとか。
「専門のクリーンキーパーさんがいてくれるから、早朝出勤せずにすむ~感謝やわ~。」
「筆記用具、持参じゃなくて、ほんとに助かるわ~。」
「お昼はみんな個人個人で食べてる人が多いから楽~。」
「仕事を盗んで覚えろパターンじゃなくて、レクチャーしてもらえるってうれしい~」 などなど・・・・・・
辛かった自分のこれまでを通して、今の自分に「いいことが増えてよかったね!」って、
言っているようにも思える気持ちたちです・・・・・・
そんなDさんの様子を見ていて、Aさんが一番思ったこと、それは・・・・・・
「よのなか、感謝したもんがっち♪」
知らない人が勇気づけてくれた・・・
Dさん、よくふんばったよぉ~~!!すごいよ~~!!直接は知らない人なんだけど、なんだか心強く思えたよ!! そして、Aさん、教えてくれてありがとう!!
Dさんのことを思えば砂粒ほどのことだけど、仕事のやり方での同調圧力に悩んでいた私に力をありがと~~~!!
そしてそして、似たようなことで悩んでいるみなさんも、エイエイOH~!!
よし!! 私も、あしたから小さな感謝をみつけるぞ~~~
「よのなか、感謝したもんがっち♪」
・・・だね!!
本日は、長文におつきあいしてくださいまして、誠にありがとうございました
今回は、いつもの各コーナーはお休みさせていただきます。
※ なお、小さな読書BOX席は24時間OPEN中です。気が向けばいつでもお気軽にどうぞ^^
あしたいいことありますように
.