初めの提示が120万円だった。
次が80万円。
次の価格が本命だろうと思った。
3つ目の提示価格が32万円。
とてもじゃないけど手の出せる価格ではなかった。
ドアインザフェイス・テクニックを使っても30万円じゃ流石に私は落ちない。
ボトックスを打ちに行っただけなのに、前回と同じく猛烈営業をしてくる美容外科。
営業アイテムは「糸リフト」。
私が一番興味のあるものを勧めてくるのね。それはすごいわ。
すぐに決められる価格じゃないからこの件は持ち帰る旨を伝えた。
ドクターにも同じように伝えて、ボトックスだけお願いしたのに。
「どのくらいの値段なら考えてもいいかな?ってなります?」
に答えてしまった私が悪い。
最終的に糸のクオリティーを下げて13万円になった。
その5分後には私の顔に麻酔が打ち込まれていた。
1年でその効果が失われる糸リフト。13万円分の価値があるといいけど。
とりあえず今は何も変化なし。
腫れもなし。
顔の下半分のリフトだから、次は上半分やりたい。
次はこっちの営業になるのかな。
容易い客だ。