西荻窪の池しんです
高温多湿な気候条件の日本は、住宅内にはダニやカビが発生しやすい場所がたくさんあります。
特に畳の下は、ダニやカビにとっては絶好の棲みかです。
以前ブログで書きましたが、梅雨以後の高温多湿の季節に起こることから「夏型過敏性肺炎」という病気があります。
カビを、吸い込むことによって起こる肺炎です。
カビやダニを発生させないことが一番の対策です。
畳は天然素材の稲わらの畳床を天然素材のイグサの畳表で覆うような構造になってます。
本来、私も含めて日本人は畳が好きです。
しかし、その畳の下は多湿になりがちな環境下にあるため、ダニやカビが発生しやすくなります。
日本古来から伝わる大好きな伝統のある畳なのに困ったもんです。
昔の住宅は、今ほど機密性も良くなくないことも確かですが、風通しがいいように考えて建てられていました。
従いまして、ダニやカビの発生も少なかったのですが、現在は土地の異常的な高騰や建蔽率による制約もあるので、都会になればなるほど人が通れないぐらいの間隔しかないような住宅事情です。
風通しを良くして、自然換気をすることは非常に困難です。
そうなると対策としては、畳そのものの構造を変えるということになります。
これは「スタイロ畳」と言って、ワラ材を全く使用せず、畳自体の大部分をスタイロフォームで構成しているので、優れた断熱性、保温性を発揮し、湿気や床からのダニやカビの発生を抑制するので、衛生的に使用することができます。
餌となる栄養が畳にないことも、ダニを抑制する対策になってます。
また従来の畳に比べて非常に軽量なので、大掃除のときの移動も簡単です。
カビやダニの餌となる栄養が畳にないからです。
しかし、畳裏にカビ・ダニが100%発生しないわけではありません・・・。
このスタイロ畳を使っても、窓を開けて風通しをしなければいけませんよ。
ただ従来の畳に比べたら、衛生的なことは間違いないです!
こんなイミテーションの畳ではなく、畳床が稲わらで畳表がイグサで出来た本物の畳がいいと言われる方には、本畳のダニ・カビの対策をまたのブログでご紹介します。