先週から東京都世田谷区で、中古住宅を購入された方から依頼をいただきまして、「外壁・バルコニーの改修工事」が始まりました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120627/08/soratobii/4b/99/j/o0440033012049394063.jpg?caw=800)
前入居者の方が、簡易的な養生をする程度で、全くメンテナンスをしていないため、東面の外壁タイルが、4㎡ほどタイル下地もろとも剥がれ落ちて、雨ざらしになっている木材が朽ちている状況です。
現場調査の段階では、建物内部に入る事が出来ませんでしたので、断言はできませんが、建物内部にも相当水が回っていると思います。
改修工事内容としては大きく分けて、「外壁の復旧」「3階バルコニーの防水工事」です。
露出した部分の木材がここまで朽ちてしまっているということは、かなり内部の木材にも影響を及ぼしているはずです。
工事範囲としては様子を見ながらになりますが、崩れ落ちた部分だけでなく、周辺の朽ちかけている外壁・下地材も撤去して、新たに外壁の下地を造り直すことから始めます。
改修後の外壁の仕上げ材は、お施主さんとも打合せした結果、現状のレンガタイルを使用しないで、既存のレンガタイルに似ているサイディングで仕上げる予定です。
レンガタイルと比べるとサイディングは、コスト的にも経済的で、雨じまいにも優れてます。
デメリットとしては、本物のレンガタイルの持つ高級感や重量感に欠けるということでしょうか?
今回の改修工事で一番神経を使うのは、既存レンガタイルと新規サイディングの取り合い(隣り合う部分)を自然に仕上げるということです。
進捗状況はまた書かせていただきます。