「住宅内でカビが発生しやすい場所は?」と聞かれて、すぐ頭に浮かぶのは「浴室」をだと思います。
しかし、浴室はみなさんもカビが発生しやすい場所だと認知されてますので、市販のカビキラーなどで結構まめに手入れをされてます。
それに、今のユニットバスはタイルを使ってなく、ドアにも極力、樹脂パッキンの使用を控えてますので、カビの発生率は以前に比べ極端に減少してます。
あと、ユニットバスには必ず換気扇が付いてますので、24時間換気も可能です。
「住宅内でカビが発生しやすい場所」で、浴室以外に見落としがちなのが「和室」です。
お住まいに和室がある方は、下記の項目にいくつ該当するか試してください。
1.和室に換気扇が無い
2・家具を移動する事がない
3.畳を上げて、床下を換気することがまずない
4.押入の換気をこまめにしてない
5.窓に結露が起きる
6.部屋にいるだけで咳き込む
これは、既にカビが発生しているか、もしくはカビ発生予備軍です。
「夏型過敏性肺炎」という病気が注目を浴びてます。
梅雨以後の高温多湿の季節に起こることから夏型過敏性肺炎と呼ばれるのです。カビを、吸い込むことによって起こる肺炎です。
日本の伝統的な建材である畳は、換気さえしてあげれば、非常に素晴らしいものです。
夏場にゴロッと横になるのはとても気持ちが良いです。
でもそれは、通気が良いという条件下のことで、通気が良ければカビの心配も不要だからです。
しかし、あまり使ってない和室や物置と化した和室はカビの発生源ですので、夏型過敏性肺炎の予防も兼ねて、和室をリフォームして有効利用してはいかがですか。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120622/10/soratobii/60/fc/j/o0440016312040786673.jpg?caw=800)
この写真は、リビングの横にある和室ですが、襖を締め切って物置として使っていたということで、中に入るとカビの臭いが鼻を衝くほどでした。
中古マンションを購入されたお施主さんの要望で、床をフローリングに変えて、和室をリビングの延長に変更することにしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20120622/10/soratobii/da/eb/j/o0440016412040786674.jpg?caw=800)
リビングのフローリングまで交換するのは、予算の関係で難しいとのことでしたので、新規にリビングにした部分の床だけフローリングを張りましょうということになりました。
しかし、築14年も経っているマンションなので、リビングのフローリングは既に廃盤になっているし、日焼けもしていて、色の近いフローリングを張るとなると、返って見た目が良くないので、敢えて濃い色のフローリングを張ってツートンカラーにすることにしました。
ツートンカラーはあくまでもデザインであるということを違和感のないように演出するため、新規リビングと既存リビングのカーテンを新規リビングのフローリングの色で統一しました。
和室に入るところの段差も解消し、押入はクローゼットに。
スッキリしたオシャレなリビングになりました。
これで「夏型過敏性肺炎」対策もばっちりです。
今年の梅雨には間に合いませんが、日本は湿気の多い気候です。
この際、あまり使ってない和室や物置になっている和室を洋室に変更して、健康リフォームを兼ねて有効利用しませんか?
今なら無料で和室を洋室に変更する概算の見積りをさせていただきますので、ご希望の方は、リフォーム相談室または直接お電話でお問い合せください。