―――――入ってきたのは、昨日不良たちをボコボコにした女の子だった。
俺は叫ぼうとするのをこらえ、茫然とした。
「えと、白河綾愛(しらかわあやめ)です。よ、よろしくお願いします。」
白河の自己紹介も終わり、うちの担任、通称堕ちた楽園(メシア)が彼女に席に着くよう、うながす。
途中、俺のすぐ隣を通って行ったのだが、彼女は見向きもしなかった。無視しているのではなく、本当にあったことがないですよ的な表情だった。・・・・・どうなってんだ?俺は首をかしげる。とにかくHRが終わったら話を聞きに行くか。
*
HRも終わり、授業が始まる少し前に俺は白河に話しかけた。
「なあ、君昨日公園の近くにいなかったか?」
「私ですか?私は昨日公園にはいってませんよ」
「そうか」
おかしいなあ。たしかにこの子だと思ったんだけどなあ。そんなことを考えていたら突然白河に話しかけられた。
「えっと滝谷くん?ですよね。滝谷くん放課後ちょっといいですか」
「ん?別にいいけど」
「なら、放課後公園に来てください」
「オッケー」
これはもしかして告白か!?ついに来たか俺の時代!!さすが幸運の週だけのことはある。そんなことを考えていたら授業が始まった。口元がにやけそうになるのを必死にこらえ、心の中で叫ぶ。
よっしゃぁあああああああああああああああああ!!!
しかし、なぜだか少し嫌な予感がした。
俺はこのときの嫌な予感が当たるとは思ってもいなかった。
続く!!・・・・・といいなあ