深夜遅くにこんばんは。蒼空です。
みなさんは無気力という状態になった事はありますか?
今回の記事は無気力についてです。
読んでて面白い話じゃないから、興味無い人はブラウザバックを強く推奨しますよ。


さて、無気力と聞いてみなさんはどんな状態を想像するでしょうか。
( ´-ω-)<アーダリィー
とか
( っ´ω`)っ<ネミー
とか、こんな感じをイメージする方が多いと思います



実は無気力というのは、これとは全く違います。
上記の感覚は「怠さ」と言って、カンタンに言えば「めんどくさい」と思っている状態ですね。
何かに対して抵抗している状態なんです。○○したくない という感情です。
ですが無気力というのは、
( ゜ㅅ゜)・・・・・・・
こんな感じです。   って言っても顔文字で表現するのは難しいです
これまた簡単に言えば 「思考ができない」状態です。
究極生命体となったとある男が「そして、考えるのをやめた」 となったあの状態のことです。
実例を踏まえて、紹介します。

身近な例を挙げましょう。「社畜」と呼ばれる方々の存在です。
某ブラック企業の社長だった方がこのような言葉を残しています。
「できない、というのは嘘なんです。出来るようになるまで続ければ必ず何かを成し遂げることができます」
超一流アスリートの言葉ならどれほどありがたかったことでしょうか。
問題になるのはこの考え方ではなく、この考え方を”押しつけた”事なのです。
何かを成し遂げるまで努力する。 確かに聞こえだけは良さそうです。
ですがこういう言葉を加えてみましょう。
何かを成し遂げるまで”どうして続けなければならないのか考えることなく”努力する。
何とも怖いですね。
彼の社長さんは自分の中に思い描いた何かがあった。だから成し遂げるまで無茶な努力でも続ける事ができたました。
しかし、彼の部下や社員達はどうでしょう。
彼ほどに理想を持ち得たでしょうか。 いいえ、そんな事はありませんでした。
そして社長の思想は社員達を苦しめました。
出来る人間に出来ない人間の苦悩は理解出来ませんので、ある意味仕方がないことでした。
結果として、社員は「どうしてやり続けなければならないのか」という思考を奪われ、
ただ社長の言うとおりに努力する事となり、死人がでてしまったのです。
”死ぬまで努力し続ける”という異常さは傍目から見ても際立っているはずです。
これが、無気力の極地です。

誤解してほしくないので補足しておきますが、「現状を打破しようとする意志」が無い状態を無気力と呼び、
何かしたくない、とか、なんでこんな事してるのかわからない、と言った状態とは全く異なりますので
そこのあたり、絶対に間違えないようにして頂きたい。
言うなれば戦後復興期のあの力強さの対極の位置に存在する状態が無気力なのです。
別に楽したいとか、かったるいとかそう言うのとは違うのです。大事なことなので何度でも言います。


そして2ヶ月前、になります。 少女監禁事件を覚えている方はどれほどおりますでしょうか。
あらましはさておき、
少女は外出先から逃亡し救助された形になりましたが、その時の少女の話を引用します。
「以前何度か外に連れ出されたが、その時逃げようとは考えられなかった」(警察発表より意訳)
”考えられなかった” という言い方に注目してください。
家の一室に監禁されているならばいざ知らず、外に出てしまえばいくらでも逃げようがあります。
現に少女は外出時に犯人の隙を突いて魔の手から逃れていますから、真実です。
しかし、彼女が逃げようとしたのは一回だけ。 
それまでに何度も外出しているとのことですから、普通おかしい事に気がつくと思います。
彼女は逃げようとしなかったのではなく、逃げるという思考がなかったのです。
正確には「奪われた」状態だったわけですが、それこそが「無気力」の正体です。
ちなみに、彼女の場合「学習性無気力」や「学習性絶望感」と言った表現が為されています。


みなさんは、努力が叶わなかった時どうしますか。 
悔しくて涙をこぼす人もいるでしょう。 気持ちを切り替えて前に進もうとする人も沢山います。
しかし無気力の人間の答えはどちらでもありません。
ただ、ありのままを受け入れるのです。
これがどんなに恐ろしいことかは、実際に無気力系の症候群に陥った方しか理解出来ません。
「わかるわかる」なんて気軽に相づち打たれるような事でもあれば、
殴られたって文句を言ってはいけません。

何が言いたいのかそろそろわかってしまう人がいると思いますので、ここではっきり言いますね。
僕は、学習性無気力の状態にあります。
正確には脱しつつあるのですが、ことある度に無力感に苛まれてしんどい思いをしている最中です。
今回の記事は自分の状態を確認したくて書いているようなものですから、
誰が見ても面白いものではありません。
そもそもブログを続けていられている時点でかなり状態はよくなっているのでいいんですが、
この言いようのない感覚を吐き出す為の自己満記事ですので、
やっぱり見苦しい記事になっているはずです。


さすがに長すぎますね。次に続きます。