朝8時に
お客様のお宅へ
 
初めてご来店頂いてから
25年以上のお付き合いになりますが

昨年
脳梗塞で倒れられ入院
半身不随で車イス生活となり
玄関にスロープを設置されました
 
 
 
この一年間
病院でも自宅でも
リハビリをとても頑張ってこられた
昭和一桁生まれのお客様


ご家族の協力のもと
自分で出来ることは
積極的に動く手を使って
車イスを自分で操作して移動したり
洗濯物を干して寄せて畳んだりと

 その姿勢と回復力に驚きと
パワーを頂いております


そんな頑張り屋のお客様ですが
持病の三叉神経痛が出て
これまでに経験したことのない電撃痛に
食事も睡眠も摂れない日が続き
救急病院へ

栄養輸液を点滴
神経ブロック注射をして
帰宅

処方された薬の
副作用で嘔吐下痢に襲われ
さらに

SOSの連絡が入り
ご自宅へ伺いました

 


寝室に入ると
お客様の表情などから
数日間の激痛で全身に力が入り
頭から足先まで緊張状態
だとすぐ伝わりました


ご本人とご家族に
体調
原因の三叉神経痛と
既往歴などから
これまでの施術方法では
お客様に負担になると判断し

順番、温度、部位
圧の入れ方などを全て変えて
施術をスタート


不眠が続いていたため
施術中は副交感神経が優位になり
スヤスヤと眠りに就いてくださり

施術後は
お顔と全身の筋肉が緩み
表情も柔らかくなり
ご本人も
ご家族も
穏やかなお顔に


その後も
施術を続けて
毎日体調に違いがあるため
様子を見て
施術法を変えながら…

ただこの施術は
一時的な対処療法のため


高周波熱神経凝固法の
神経ブロック手術を行いました






三叉神経痛で
悩んでいらっしゃる方は
それぞれ原因が違うため
施術ができない方もいらっしゃいます

さらに高齢者の方は
皮膚が薄かったり
血管がもろく内出血しやすかったり

いくつか持病がある方もいらっしゃるので
注意する点がとても多くあります


そのため
ご本人やご家族だけでなく
 医師
看護師
介護福祉士
の方々とのつながりも
とても重要です




チームでケア
この輪が
もっともっと広がるように