今年もまた高校生たちの瑞々しい感性がほとばしる舞台を堪能させていただいた。私は2017年に北見緑陵高校の舞台を観て以来、高校演劇の魅せられて毎年この「北海道高校演劇 Special Day」を楽しみにしている。昨夜その舞台を楽しんだ。

昨日夜、札幌市教育文化会館において「北海道高校演劇 Special Day」があり、例年のように会場に駆け付けました。
今年の出演は、昨年行われた全道高等学校演劇発表大会において最優秀賞に輝いた千歳高校演劇部と、優秀賞を獲得した苫小牧東高校演劇部の2校が出演しました。
この「北海道高校演劇 Special Day」というのは、「かでる演劇フェスティバル」の一環として開催されていることから、例年は北海道立道民活動センター(通称:かでる2・7)のホールで開催されていたのですが、今年は何らかの事情から教育文化会館での開催となったようです。
舞台は最初に千歳高校の「ぐるぐるランドリー」という舞台から行われました。
テーマは、人種を巡る差別や排外的な意識の問題を問うという重いテーマでしたが、劇中ではコミカルな場面も挿入されていて、観客の笑いも誘いながら、観客にテーマについての考えを問うような内容で、巧みな脚本構成が光った舞台でした。 
休憩時間を挟んで、次に苫小牧東高校の「流れる川に石を投げる」という舞台が演じられました。
こちらのテーマは、青春期特有の自分の生き方に戸惑う一人の青年の姿を描いたものでした。感性が衰えてしまったお爺ちゃんには、イマイチ分かりづらいところもありましたが、私自身が振り返った時、私にも自分の選んだ道がはたして正解だったのかなぁ、舞台を観ながら思い出していました。

二つの演劇は共に、けっして激しい見せ場のあるものではなく、むしろ静かに進行し、観ている人たちに問いかける内容のものだったように思われました。
ただ、肝心の私の方が席を比較的後ろの方に取ったことで、微妙なセリフが聴き取れなかったり、昼間の藻岩山登山の疲れがあったりと、私自身が万全でなかったために、その良さを十分に感得できなかったことが悔やまれるところです。
私が高校演劇に魅せられるのは、一つは懸命に演じる生徒たちの姿です。大人の演劇のように巧緻に走ることなく、場面によってはぎこちなさも見せながら素直に演じているところに共感をおぼえます。
また、取り上げるテーマも高校年代の生徒たちが感じていることをテーマとして取り上げていることによって、今の若者を知る一つのキッカケとなっていることに「また、今年も観てみたい」と思わせてくれるのです。
今年でこの「北海道高校演劇 Special Day」を10年連続観賞したことになります。
来年もまた必ず鑑賞したいと思っています。