学校説明会2014①~獨協~ | 小澤珠美のブログ ~空と海~

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仕事(中学入試)と教育コーチングを中心に語っていきます。でも、時々は息抜きさせてください♪気になったこと、おいしいもの、旅行先のこと、などなど、気軽に語っていきます。どうぞお付き合いください!(^^)!

こんにちは。


後悔しない中学受験をモットーに


市ヶ谷で学習塾をしています小澤 珠美です。


今年も様々な学校説明会が始まっています。


私が1学期に参加させていただくのは、


ほとんどが塾向けの説明会になります。


昨年、たくさんお声をいただいたのが


①塾の先生が学校説明会にいくんですね


②塾対象の説明会があるんですね


上記の2つは非常に多くいただいたお声です。


①は、めまぐるしく変化する学校事情は自分で足を運ばないと


把握しきれません(笑)


②については、中学受験で受験生が


受験校を考えるきっかけの多くが


「塾の先生に勧められたから」だそうです。


そうなると学校の先生方としても


塾は大事な口コミ元になるわけですニコニコ




ということで、今年最初にお邪魔したのは


文京区にある獨協中学です。


こちらは、1883年に逸学会学校として


設立された歴史のある男子校です。


photo:01




photo:02


お向かいには椿山荘もあり、江戸川橋からあがっていく道は


都心とは思えないほど、緑を感じられるところです。

photo:03



さて、説明会は下記の流れで進行されました。


①校長挨拶  渡辺 校長先生


②今春の入試結果・進学実績  笠井副校長先生


③獨協の教育   坂東入試室長


冒頭の校長先生のお話では、


中高一貫校のメリットを活かした指導と


獨協が重視する人間教育についてお話がありました。


実は、今春の入試で悔しい想いをした、


させてしまったこともあり、


入試の状況は非常に関心がありました。


●今春の入試結果●


例年、1日・2日・5日で3回入試をしている学校でしたが


今春から募集定員の人数配分に変更がありました。


1日⇒70名  2日⇒90名(+10名)  5日⇒40名(-10名)


女子ほど顕著ではないですが、


「3日までに入試を終わらせよう」


「3日までには進学先を確保しよう」という風潮は強くなってきています。


その流れもあり、2日の定員を増やしたとのお話しでした。


応募者は③こそ4名減っていますが、


他は①+27名、②+109名 と


大きく人数を伸ばし、中学受験者の確保に苦労する学校が多い中、


過去3番目に多い人数。


例年は併願校として、本郷や成城もあがっていましたが、


今年は本郷の1日参入、成城の5日入試の追加の影響で


上記の2校との併願者は減っていたそうです。


3回の難易度には差は生じないよう問題作成。



2/1(定員70名) 実質倍率 2.7倍

2/2(定員90名) 実質倍率 2.6倍

2/5(定員40名) 実質倍率 5.5倍





●大学入試結果●

校長先生のお話の中でも4年連続東大が出ていること、


医学部志望者が多いことが取り上げられていました。


★国公立  ※現役のみ
東大 1名 京大 1名 北海道 1名 計6名


★早慶上理 

早稲田 8名 慶応 5名 上智 7名 理科大 8名


★GMARCH  計54名


★医学部   計9名

 ※うち4名は獨協医科大


★歯学部・薬学部   計14名



いわゆるマンモス校ではないので、


難関校の合格者数は少し物足りないような気がしますが


卒業生200名に対し、国公立・早慶上智・医歯薬学部を合わせて


上記の数であれば、入学の際の偏差値からなかなか伸ばしている


学校の一つといえるかもしれません。


ただ浪人の数は気になるところです。。。



●獨協の教育●
中高一貫校のメリットを活かし、中高のカリキュラムを


高2までに終え、高3の1年間は完全十年対応と説明がありました。


入学時に選抜クラスを作るのではなく、


中2までの成績で、中3から選抜クラスを1つ作り、


高校生になるタイミングで選抜クラスも含め、クラス替え。


高2からは文系理系に分かれ、さらにそれぞれに選抜クラスが


1クラスずつ用意されます。


今年の高2でいうと理系の方が多いので、


文系選抜・文系一般、理系選抜・理系一般×3という


人数構成だそうです。


また高校3年からは


文系国公立難関・文系私大・理系国公立難関&医歯薬・理系私大


の4コースに分かれます。(コースは成績ではなく、希望制)


英語は週7時間で、昔から力を入れているイメージですが


プログレス21を採択、この教材のメリットデメリットを


しっかり伝えた上で、補完教材を用意している点は


非常に好印象に感じました。


(ちなみに数学は体系数学)



生徒自身が学習スケジュールを把握し、先を見越した


スケジュール管理ができるようにと取り入れている獨協手帳も


男子校としてはおもしろい試みと感じました。



また、人間教育においては、


様々な経験・体験通し、


将来社会に貢献できる人材を育成していこうという


メッセージが非常に伝わってきました。





全体通して感じたのは、コース制度、


教材カリキュラム、体験学習、


環境教育などの1つ1つの教育コンテンツが


保護者の方に受け入れられているのだと感じました。


もしかしたら女性・お母さんが受け入れやすい男子校と


いう表現が合うかもしれません。



~2015年入試について~


2/1  70名 ・2/2  90名 ・2/5  40名

※2/1のみ即日発表。他は翌日。


いずれの日程も4教科。

算数 100点(50分)  国語 100点(50分)  

理科 70点(40分)   社会  70点(40分)




【参考】2014年度入試 結果偏差値(四谷大塚80%)
 

 首都圏模試偏差値を【 】にて表記


・2/1  48【55】 ・2/2  48【54】  ・2/5  48【55】 



最後までお読みいただき、ありがとうございました音譜


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