6年生の4月になると外部模試を受け始める方が多くなってきます。
保護者としては模試の結果に一喜一憂したり、
不安になったりしてくるものですが
模試は時期によって、
また種類によって大きく意味が異なるもの。
3大模試(四谷大塚・日能研・首都圏模試)をとっても
レベル感、受験者層、難易度が異なるのはもちろんのこと、
それまでのお子さんが進めてきた学習カリキュラムを踏まえて
その模試の評価を考えなければなりません。
例えば
普段から四谷大塚に準拠したカリキュラムを進めてきていたAさんの偏差値55と
これまで全く別のカリキュラムで学習してきたBさんの偏差値55には
差があるでしょうし、
特にこの時期の模試は偏差値の数字以上に
中身の分析が不可欠ですね。
保護者の方の分析だけでなく、
戻ってきた答案を塾の先生にきちんと分析してもらうことも大切。
それがいつまでに克服すべき課題なのかは、
やはりプロでなければ判断がつきません。
例えば、「ニュートン算ができない」と「つるかめ算ができない」では対処時期、
事の緊急性は全く違います。
それはきっとどの科目も塾の先生でないと
わからないことが多くあるはずです。
私個人は4月の模試の必要性は
お子さんによって変わってくると思っています。
ただ受けるのであればやはり効果的に
これからの学習に役立てていかなければもったいない![]()
日々のカリキュラムもハードになるこの時期、
十分な復習時間は取りづらいのかもしれませんが
5月の連休などを使って模試の結果を踏まえ、じっくり復習したいものです。