そらではありません。

深い傷ではありません。


ただ、
包丁によって出来た傷。

少しずつ、じわじわと出てきた血に、

そらはパニックになってしまった。



冷静になって処置ができなかった。
うまく、息ができない。

涙がでてくる。



別に、そらが怪我をさせたわけではない。

だけど、全部悪くないわけでもない。


だから、ひたすら謝った。

相手は、
『自分の不注意』

だと言い、そらが見えないように、傷口を隠す。


呼吸がおかしくなる。




ようやく、バンソウコウをはり、
呼吸が落ち着くが、

血のイメージがぬけないのだ。



仕事だと、

うっ。。

となるけど、助けなきゃ!
になるから、なんともない。



なんで、血を見るとダメになるんだろう。。

自分のも平気なのに。。


はぁ。
手、大丈夫かなぁ??


そらが、必要以上に心配するから、

逆に相手に気を使わせてしまった。。



冷静にならなくては。
と反省。。