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今私は

ホルモン治療をしているので

髭も生えますし

声も低いのですが

 

 

治療前の声は

女性の声でした。

 

 

ある時、オンラインセミナーで

私の話を聞いた小学生が

終わってから

お母さんにこう質問したそうです。

 

 

「そらやす先生って

男の人なの?

髪は短いけど声は女の人みたい」

 

 

自己紹介で

性別は言いませんでしたから。

 

 

さてここで子供たちが

性別の判断基準として

・髪の長さ

・声の高さ

を用いていることが推測されます。

 

 

髪が短い女の人もいれば

髪が長い男の人もいるし

声の高さも

人それぞれなんですけどね。

 

 

あとは、子どもは

「性別が気になる」ってことです。

 

 

なんで気になるのか

不思議じゃないですか?

 

 

血液型よりも

右利きか左利きかよりも

身長や体重よりも

性別が気になるんですよ。

 

 

いかに私たちが普段から

「性別」にとらわれているか。

 

いい気づきをくれる質問です!

 

 

これは見た目が

日本人の特徴でない場合にも

あるあるです。

 

 

「あの人ってなに人なの?」

 

 

見た目で判断して

カテゴライズしたくなっちゃうのです。

 

 

(これらの質問は

自分の見た目や出生を

気にしている方にとっては

とげのある質問になります)

 

 

もちろん子どもたちは

「相手を傷つけよう」なんて

思っていません。

単純に素朴に疑問に思ってます。

 

 

なぜなら知らないから。

性別にも色々なタイプがある

ということを。

 

 

多様なものの見方を。

 

 

経験がないからです。

 

 

 

だけど大人でも

「えー・・・;;」

と思うようなことを

聞いてくる方がいます。

 

 

「そらやすさんって本当は

女性だったんですよねー?」

 

 

本当は・・・ってなんやねん。

 

 

本当も嘘もないですよ。

 

 

「本物の男の人より

男らしいですよね!」

 

 

これも多分

褒めてくださっているんだと思いますが

「ニセモノ」って言われてる感じもします。

 

 

すごく親しくなってからならともかく。

 

 

初対面の人にこれ言われると

なんともいえない気持ちになります。

 

 

(なんともいえない気持ちが

どんな気持ちかを

言い表すのが難しいのですが

いい気持ちではないです)

 

 

 

あとは

「彼女さんと結婚しないんですか?」

と言われることもあります。

 

 

 

そもそも

結婚したくてもできません。

(法律上できません)

 

じゃあ

法律でできるならするのか?

っていうと

そういうことでもないんです。

 

 

男女のカップルでも

全員が結婚するわけじゃないのと一緒で

できたとしてもする人もいれば

しない選択をする人もいます。

 

 

何が言いたいかというと・・・

 

 

偏見とか差別とか無理解っていうのは

 

面と向かって

傷つけようとする悪意ある言葉より

 

 

日常的に発する何気ない

しかも全く悪気のない些細な言葉の中に

潜んでいて

 

 

しかもその発言をしている方には

相手を傷つけたり、差別したり

思い込みを押し付けている意図がない

 

厄介なものである、ってこと。

 

 

以前、発達障害と診断を受けて

特別支援学級に通うことを決めた

お子さんの保護者から

 

 

そのことを友達に話したら 

 

 

「えー、全然普通じゃん!

特別支援学級には見えないよ!」

 

って言われたのが辛いと

相談されたことがあります。

 

 

多分その相手の方は

悪気なく

(むしろ良かれと思って)

言ったのでしょう。

 

 

この言葉のどこが問題なのか

わかりますか?

 

 

 よかったら

考えをお聞かせください。 

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だけど

・この人にはこの言葉がNG

・この場面ではこういうのが正解

 

 

そんなのわかりませんよね?

だって、相手も違えば状況も違う

関係性も違うわけで。

 

 

 

じゃあどうしたらいいのよ?

ってことですよね。

 

  

大事なのは

「何を言えばいいの?」

「何を言ったらいけないの?」

って暗記することじゃありません。

 

 

相手の立場を想像して

発言できる

「思考の習慣」を作ることです。

 

 

・この言葉は失礼じゃないかな?

 

・この質問は

自分の無知や無関心によるものじゃないかな?

 

・相手から返ってくる答えを

予め想定して質問してないかな?

 

・思いがけない答えが返ってきた時

自分はどう受け止めるかな?

 

 

 

そんなふうに。

 

 

 

 

「そんなのいちいち考えてたら

何も言えないじゃん!」

と思う方もいるでしょう。

 

 

 

 

だけど私は

自分が知らないうちに

人を傷つけているなら

(すでにきっと傷つけていることが

あるんだろうから)

 

できる限りそうならないように

少しでも減らせるように

なりたいと思います。

 

 

そして同じように感じてくださる方と

一緒に考え続けたい、と思います。

 

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知識はお守りになる。

自分にとっても

相手にとっても。

 

 

だから勉強って

大事なんですよね。