三輪山での落とし物… | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話

 

 

 

 

先日、三輪山での下山途中…




三光の滝を下りたところ…




「おや?」




三輪山の説明の紙と財布。




財布の中にはロッカーの鍵。

 

 

(ちょっと確認させて頂きました…)




私の予想では…





下山する際に出逢ったあるグループ。




その中の一人の落とし物。





今頃、「ない!」と慌てているかも知れない。





お賽銭を入れる時に気付くだろう。






説明の紙を持っていると言うことは、




初めて登拝する方である。





「なんで、初めての三輪山で落としもの?」




「うまいこといかないなぁ…」




「なにかの罰があたったのか…」




そんな事を思っているかも知れない。




しかも、ロッカーの鍵も入っている。




荷物をどうするか?




もし、誰かが持ち去っていたら…




そんな不安に襲われているかも知れない。





起きてもいない現実…





その間で揺れ動く心…





これは誰でも経験することである。





しかし…




私はその財布を社務所に届けた。




おそらく、落とし主は声を掛けるだろう。




その瞬間…




有りもしない現実…




自らで呼び、抱いた不安の渦…




全てが消え去ることになる。




「よかった…」




「三輪山の神様ありがとう!」




ここは神の山である。






「やっぱりいいことあった…」




喜びの波動が広がるかも知れない。




ひょっとしたら…




「この世もすてたものではない…」



落とし主の…




人を信じる為のミッションだったのかも知れない。





落とされた財布の表と裏…




起きもしない現実と、神の提示。





私も同時に体験したような…





そんな出来事であった。

 

 

 

 

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