玉置神社から本宮までは、それほどかからない。
とりあえず、先にお墓参り。
「ようきてくれた…」
般若心経を唱えていると、大歓迎を受けた。
うれしさの余り…
涙でお経が唱えられなくなった。
昨年夏の三輪山での導きが、足を運ぶきっかけ。
30年以上来ることはなかった。
しかし…
『今ここにいること』が大切…
時間は関係ないのかも知れない。
そう思った。
ふと、墓石を見ると…
前日が祖母の命日…
何だかそれだけでも…
来て良かった気がした。
(完全に忘れている自分も自分だが…)
墓参りを終えて、熊野本宮に向かう。
車で5分もかからない。
何故だか先に大斎原(おおゆのはら)に足が向く。
そして、さらに川原に向かう。
「川の水に手を浸けよ…」
そう言われたので従った。
この日は天気も良く暑い。
川の水は冷たく心地が良かった。
手を浸けたのはここよりもかなり下流…
大斎原はかつて熊野本宮があった場所。
今は狛犬と石の祠のようなものが祀られている。
そこで、ごあいさつをしてから、
少し離れた草の上に移動。
そこで、繋がってみることにした。
しかし…
「無理かぁ…」
全く繋がる事ができない。
ここで繋がれないはずはない。
それだけの「場」である。
「場所なのかなぁ…」
そう思い、波動を探っていると…
石の祠の裏側に案内された。
「えっ、ここでするの?」
神社で言う拝殿の後ろ…
今は何もないが…
普通なら、そこは神殿の場所である。
「ここはまずいんじゃ…」
そう思いながらも従った。
すると…
先ほどの苦戦が嘘のよう…
あっという間に繋がった。
『ひにむかいしてんしのこよ…』
確かそう言われたような気がする。
初めて聞く、女性的な声。
名を聞いても名乗らないので、あえて聞かない。
そこで、少しだけやりとりがあった。
しかし、この時点ではそれだけである。
そのあと、熊野本宮に向かう。
鳥居をくぐり、階段を上がり、上に着いた。
前回の時はイベントをやっていて場が乱れていた。
今回はそんなことはなかった。
とりあえず、ごあいさつを…
人がいないところから…
結果的に、一番右端から行くことになる。
(皆とは反対かも?)
向かって左手から夫須美大神(ふすみのおおかみ)
速玉大神(はやたまのおおかみ)
中央は主神の家津美御子大神(けつみみこのおおかみ)
右手は天照大神(あまてらすおおみかみ)
「おや?」と思いながら手を合わせると…
先ほどの声が…
「天照大神だったの?」
これで、伊勢神宮と繋がったのである。
その隣が家津美御子大神だが、素戔嗚尊とも書いてある。
最近、素戔嗚尊とは縁がある。
これも何かあるような気がした。
というわけで…
まだ予定はないのだが…
なぜ伊勢神宮なのか?
その理由がわかったのである。
しかし…
おおよその見当は付いたのだが…
完全に謎が解けた訳では無い。
「天照大神と私がどういう関わりがあるのか?」
そこのところが良く分からない。
答えはやはり伊勢神宮か…
行って見ることが大切なようである。
30年前に比べると、かなり水の色は変わったが、生命は育まれている…