昨日の続きである。
「今日はいつもよりいいですね!」
三輪山で男性に声を掛けられることは珍しい。
男性は基本的にガードが固い。
しかも…
余計なフィルターを沢山纏っている。
三輪山という場所でも疑い深い。
こちらから話しかけることがほとんどである。
「何度か来られているんですか?」
話を聞いてみると…
ちょくちょく来ているらしい。
しかも、その方は東京の方である。
そこからいろんな話が始まる。
その方の持論では…
四国のある場所がこの国の基点となっている。
三輪山と言う「場」が古代から続いていること。
卑弥呼の話。
イスラエルの失われた12支族の話。
三種の神器の話。
実の所…
最近小説が進んでいないのだが…
私が考えている事を知っているかの様である。
これ以上書くとネタバレになる。
この話は小説で書きたいと思っている。
三輪山などのパワースポットは不思議な所である。
感度の高い方といれば、こういうことはよく起きる。
神がその方を使うのである。
前にも書いたと思うが…
隣の方の唇は、神の唇なのである。
「今日はいいですね…」
この言葉の裏側は、前は良くなかった事になる。
「この冬は本当に良くなかったですね」
「春分の日ぐらいからですかね、良くなって来たの…」
私の感じとしてはこうである。
感度は非常に良いように思うが、本人はそうでないという。
「エネルギー波動見たことあります?」
私は彼にエネルギー波動を見てもらった。
思った通り、彼は簡単に見えた。
能力は非常に高い。
そして、素直に喜んでいる。
エネルギー波動は本当に不思議な光である。
これを見て感動する方は、その意味を知っている。
その光の中に理を見る。
だから、感動するし、うれしいのである。
私自身も非常に不思議に思うのである。
2時半を過ぎたので、私は先に下りる事にした。
しかし…
下りる途中、ある男性に出逢うのである。
良く会う男性なのだがいつもすれ違い。
私が下りる時で、その男性が登る時。
いつもは挨拶を交わすだけ。
この日は立ち止まって少し話す事になる。
すると…
話している最中に、東京の彼が追いついた。
道の途中で井戸端会議。
しばらく話すことになった。
時間も押し迫ったので、私達は先に下りた。
帰りのお滝でのお祈りに付き合ってもらった。
「私の波動が漏れるので、嫌だったら逃げてください…」
私はそう言って不動明王の真言と、般若心経を唱えた。
お祈りを終えて振り返ると、彼が驚いている。
「最初、気持ち悪くなったんですけど…」
波動が合わない時はそういう事が起きる。
しかし…
彼は我慢して逃げずにいたようである。
そして…
「左腕が治っているんです…」
左腕を曲げの伸ばししながら言う。
彼はボクシングをやっていて、左腕を痛めていたらしい。
病院に行っても使い痛みと言われたようだ。
結果的にエネルギー治療。
私に全くその気は無いのだが…
しかし、エネルギーとはそう言うものである。
彼は身体が熱くなって揺れたと言っていた。
後から思えば…
彼は私に教えに来てくれたのかもしれない。
そんな気もするのである。
お祈りに関しては…
過去にも何人かの方に付き合って頂いたが、
反応はまちまちである。
これは、受け取る側の感度にも関わりがあるだろう。
「医者も治せぬ痛みが消えるのか…」
なかなか面白い体験をすることができた。
緊急招集は今のところ機能している。
私にとって…
これは非常に有り難いことなのである。