一口ちょうだい! | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話

 

 

 

 

「一口ちょうだい?」


こう言った方も…


言われた方も…


沢山いることでしょう。



特に女性に多いと思いますが…



「この行動自体は欲深いのか?」


こう思ったことがある。




私自身、何かを食べる時…


一番おいしいと思う食べ方がある。



それは…


一つのものを分け合って食べる事だ。




これは以前、「でかすぎメロンパン」のところでも書いた。







男性にはあまりないこの感覚。



女性は「共有したい」という意識が強いのだろうか?



分け合う事が、身についているのだろうか?



その辺りはよく分からない。




だが、この共有するという感覚は、



非常に大切な気がする。




他人は、自らの宇宙に直接干渉出来ない。



だが、影響は与えられる。




同じものを食べたりすることはそう言う事だ。



しかし、厳密に言うと、全く同じでは無い。




味も匂いも形も…全ては感覚だからだ。



それぞれに備わっているセンサーは性能が違う。



その精度には差があるはずである。




そして…


味も匂いも形も…全ては波動なのだ。




私個人の見解では…



波動に関しての感度は、女性の方が高い。



この辺りも関わりがあるのかも知れない。



つまり…


こう言った行動によって、日々磨かれているのだ。





もし…



全世界の資源を、平等に共有出来たら…



そんな事を考えた事はないだろうか?




地球という大きなメロンパン。


みんなで分け合って食べたら…


どんなに素晴らしい味がするのだろう。



「一口ちょうだい?」


は共有したいという心の表れである。



身近な女性にそう言われなくなったら…


覚悟が必要なのかも知れない。




分かち合うことで、互いの宇宙に広がる。



「一口ちょうだい?」



誰も文句は言わない、素晴らしいシステム?



私は、そんな気がする…