高齢ドライバーとエネルギー酔い | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話

 

 

 

 

 

最近、高齢者による交通事故が増えている。


2025年には、2200万人が70歳代後半にさしかかるようだ。



高齢者の免許返納。


これはある意味、社会問題といえるだろう。



車が無いと生活できない。


そんな地域が、ほとんどであるからだ。



人は…


ある年齢を境に、あの世に戻る訓練をするらしい。


そのひとつの例が、認知症などの症状だという。


私自身は、社会に馴染んで行く子供に似ていると感じる。



そして、見方によっては…


認知症はまるで二,三才の子供の様でもある。





三輪山で、時々起きることがある。


それは、迷い老人である。


霊気に当てられ、酒に酔ったようにふらふら彷徨い始める。



それ以外にも注連縄の向こうの禁足地に入ったり、


妙な行動をおこす方がいる。



お酒を飲まなくてもこういう事は起きる。


そして…


町中にそう言う場所は沢山あるのだ。



特に注意すべきは、人の集まる場所。


そして、高圧電線の下。


他にもたくさんある。



見えないからと言って、何も無いわけでは無い。


脳が電気で働いている以上、磁場の乱れにも影響される。


酒を飲まなくても人は酔う。


これは、現代の科学でも十分に検証出来るはずだ。




これからも、高齢者の交通事故は後を絶たないだろう。


だからといって免許を取り上げるのが、国の仕事では無い。


車が無くても安心して生きていける社会。


まずはそれを創造しなければいけない。



近くのお店が消えたのは、大型店舗ができたからだ。


便利で安ければ人が集まるのは当たり前だ。



その根幹には経済という闇が見える。



アメリカ大統領選でトランプ氏が当選したのも、


どうやらそういうことらしい。



高齢ドライバーの問題は、高齢者だけの問題では無い。


そうしないと生活できないと言う、社会問題でもある。



身体の衰えだけが、その原因ではない。


このことはいずれ解明されていくだろう。



社会は良い方向に変わりつつある。


そのための痛みを今は感じているのだ。


高齢者ドライバー問題もその一つだと言えるだろう。