エネルギーと教育… | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話

 

 

 

 

 

先日、ほんの少しの間であるが、面白い光景を目にした。


学校でグループになって、なにやら話をしている。


ただのグループ学習か?と思いきや…


それが、「アクティブラーニング」というものであった。




「アクティブ・ラーニング」「能動的学習」


受動的学習を乗り越える意味での、


あらゆる能動的な学習のこと。


書く・話す・発表するなどの活動への関与と、


そこで生じる認知プロセスの外化を伴う。



超簡単にネットの記事をまとめると、こんな感じ。



自分の考えを見える形にし、一方通行でない授業。


これを概ねアクティブ・ラーニングというようです。



これが、どうやら学校でも導入されるらしい。



私達、昭和の世代…


型にはまった授業は面白くなかった。


そして、退屈であった。



しかし、この試みには…


まだ知られていない効果が含まれている。



アクティブラーニングは、


エネルギー的な観点からも非常に面白いのだ。



考え方や情報もエネルギーである。



開かれたアイデアは結びつきやすい。


逆に、閉ざされたアイデアは結びつきにくい。



ここでもエネルギーの篩現象は起きる。



良いアイデアは、どんどん膨らむ。


悪いアイデアは、まとまりきらない。



高いエネルギーは融合しやすく、


低いエネルギーは分離しやすい。




私が見た授業では源氏物語の事をしていた。


その答えは様々である。



先生は戸惑っていた。



プロセスを見える形にする。


最初はそれが出来ていなかったようだ。


生徒の考えがどう結びついたのか?


答えを見ただけでは、判断できないからだ。




だが、みんな楽しそうであった。


昭和世代には、羨ましいかぎりだ。



これはとてもいい授業だと思う。



エネルギーの融合と崩壊。



情報の世界でもそれは起きる。


それを体験することが出来る。



「情報もエネルギーだ!」


という先生はいないだろう。



だが、まずは体験ありきなのだ。




三輪山で出逢う方に、面白い方達がいる。


いあわゆる「営業畑」の方達だ。



日頃、営業という仕事を通じて人と関わり、


エネルギーのやりとりを行う。



この方達は、無意識に人のエネルギーに触れている。



私はいつも驚くのであるが、非常に感度が高い。



山の行より里の行…


人と関わることで、修行をしていると言える。



形では無い。


そう言う事なのだ。



その時、何が起きているかを理解すれば、


形などどうでもいいと言う事だろう。



アクティブラーニングはこれと似ている。


教育の中に…


エネルギー的な要素が導入され始めたのだ。


これは凄く良いことだと思う。



その光景を見た時…


私は一瞬、光を見たような気がした。



時代が変わり始めている。


その証だと言えるだろう。