人工知能の著作権と更なる問題… | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話

 

 

 

 

 

先日読んだ記事の話。


「A・I(人工知能)の創作物に、著作権を認めるかどうか」


こういう記事が書かれていた。



技術の進歩は目覚ましい。



既に、IT全般において、法の整備が遅れている。


この辺りは、政府も早急に対応が必要である。



だが、私がA・Iに抱く懸念はそこではない。


確かに著作権問題はある。


それよりも問題は「時間」である。



人が創作するのには、かなり時間を必要とする。


だが、A・Iにとって時間は関係ない。


すべての事において、ほぼ一瞬で創作活動は終わりだ。


後は、この3次元空間に具現化するのに、「時間」が必要なだけだ。


3Dプリンターであったり、レーザープリンターだったり…


その時間が必要なだけである。



勿論、デジタルデータだけなら、その時間も必要ないのだ。



1万ページの小説であろうが、60巻分の漫画であろうが、


壮大なオーケストラ音楽であろうが…


ほぼ一瞬で、創作してしまう事である。



膨大な量の作品が生み出されるだろう。



そして、その出来映えは、悪くはないはずだ。



現在、ハリウッドの映画などでも、


シナリオはパターン化されている。



開始何分までにこういうことが起きて…


何分後に新たな展開が始まる…



シナリオにはヒットするパターンがある。


それに則って制作されている。


そうなると、尚更、コンピュータが強い。



人が立ち向かうのか?


うまく利用するのか?


その辺りはまだ見えてこない。


さて、そうなると人は何をするのだろう?




A・I 「さあ、今日はどんな作品を創る?」


人間 「冒険がしてみたいなぁ」


A・I 「特殊能力の海賊の話は、だめだよ…」


人間 「魂の輪廻の話はどうだい?」


A・I 「人はみんな知っているよ…」


人間 「そうなんだ…」



5年後には…


こんな会話で、創作が始まるのかも知れない。




時間が必要なのは、身体を持った人間だけだ。


量子コンピューターやAIには必要ない。


これは既に、5次元領域の技術かも知れない。



時間という概念が、崩れていこうとしている。


5次元への移行が、始まっているからだろう。


技術は世界を変える。


人の労働の在り方を、変えて行くことにもなる。


政府は早急に、対応を取らなければならない。


もう既に、始まっているのだから。