パスタが好きで良く作る。
中でもペペロンチーノが大好きだ。
オリジナルだが、ポン酢を使って和風に仕上げる。
味は毎回違っていたが、ようやく落ち着いて来たところだ。
コスト150円以下でこれだけ美味しいものが食べられる。
お財布にもやさしい食べ物だ。
通常はベーコンなどを使う様だが、私はウインナーが好きなので
それを使っている。
今回の主役はこのウインナーだ。
最初の頃は輪切りにしていた。
丁度、真横から切るような形だ。
そうするとどうなるか…
切った途端にウインナーがまな板の上を転がっていく。
それでも最初の頃は気にしなかった。
「男の料理とはこういうものだ!」なんて思っていた。
だが、そのうちに転がるウインナーに腹が立ってきた。
「何処かで転がらないウインナーを作ってくれないかなぁ」
なんて考えていた。
だがある日、それは突然起こった。
無意識にウインナーを斜め切りにしてしまったのだ。
「あれっ!」
ウインナーは転がらない!

主婦の方々から見れば「当たり前や!」の一言で
片付けられてしまいそうな出来事だ。
輪切りにしていたのは
「同じ厚みなら量が沢山あるように感じる」からだ。
そこに縛られていたのだ。
しかも、転がるのは丸いウインナーが悪い。
作ったメーカーに「転がらないウインナーを作ってくれ!」とさえ思っていた。
笑えない話だ…。
こちらの落ち度をメーカーに押しつけていた…
変わらない状況を社会に押しつけているようなものだ。
ウインナーは悪くはない。
悪いのは切り方にこだわっていた自分の方であった。
人それぞれにミッションが存在する。
これは完全な自縛なのだ。
毎日料理を作っている方にとっては何でも無いことだ。
変わらないと嘆くより、自分の行動を変えた方が
夢の実現には近道であるようだ。
こだわりは必要だが、そこに落とし穴があるのも事実だ。
ウインナーは転がるものだ!
私にとってこの発想の転換は、新たな発見でした。