心が生み出すエネルギー | 空の宇珠 海の渦 

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-そらのうず うみのうず-
空海の小説と宇宙のお話


記憶は単に脳に書き込まれた事柄だ。

身体がなくなれば消えてしまうだろう。

では、これまでしてきたものは全て消えるのであろうか?

こう考えることがある。


そのことについて考えて行くうちに思うことがある。



心はなぜ存在するのかということだ。



脳と心は同じだという方もいると思うが、

私自身は違うものと考えている。



心こそが身体と魂をつなぎ止めている「鍵」だと考えている。



五感で得た情報は脳で処理されるが、同時にそれは心にも伝わる。


脳は単に情報を処理していくだけであるが、

心には別の機能、役割、がある。


心とは器に閉じ込められた二極のエネルギーだと考えている。


陰と陽、俗に言う天使と悪魔、善と悪とか言われているが人によって違う。


この二極のエネルギーが生み出すものが感情である。


即ち、感情のエネルギーなのだ。


ここで生み出すエネルギーは人が考えているよりも遙かにすごい。


質の高いエネルギーは細かく速い。

逆に、質の低いエネルギーは大きく遅い。


音で言うなら高い音と低い音と言う感じだ。


受け取り方や好みが違うように人によってそれは違う。


よく「心が震えるような体験」と言ったりする。


考えて見て欲しい…ときめいている時はどうなのか?

どんよりするのはなぜなのか?


それは自分が生み出している感情のエネルギーだ。


そして、それは魂にも確実に伝わっているのだ。


伝えられた感情のエネルギーは情報として魂のエネルギーに蓄えられる。


この情報は永遠に受け継がれる。


いまあなたのしている事は決して無駄ではない。


それは魂の記憶(情報のエネルギー)としてこの宇宙に蓄えられている。


「記憶ではない、体験こそが全てなのだ。」


そう言われているような気がしてならないのだ。