記憶は単に脳に書き込まれた事柄だ。
身体がなくなれば消えてしまうだろう。
では、これまでしてきたものは全て消えるのであろうか?
こう考えることがある。
そのことについて考えて行くうちに思うことがある。
心はなぜ存在するのかということだ。
脳と心は同じだという方もいると思うが、
私自身は違うものと考えている。
心こそが身体と魂をつなぎ止めている「鍵」だと考えている。
五感で得た情報は脳で処理されるが、同時にそれは心にも伝わる。
脳は単に情報を処理していくだけであるが、
心には別の機能、役割、がある。
心とは器に閉じ込められた二極のエネルギーだと考えている。
陰と陽、俗に言う天使と悪魔、善と悪とか言われているが人によって違う。
この二極のエネルギーが生み出すものが感情である。
即ち、感情のエネルギーなのだ。
ここで生み出すエネルギーは人が考えているよりも遙かにすごい。
質の高いエネルギーは細かく速い。
逆に、質の低いエネルギーは大きく遅い。
音で言うなら高い音と低い音と言う感じだ。
受け取り方や好みが違うように人によってそれは違う。
よく「心が震えるような体験」と言ったりする。
考えて見て欲しい…ときめいている時はどうなのか?
どんよりするのはなぜなのか?
それは自分が生み出している感情のエネルギーだ。
そして、それは魂にも確実に伝わっているのだ。
伝えられた感情のエネルギーは情報として魂のエネルギーに蓄えられる。
この情報は永遠に受け継がれる。
いまあなたのしている事は決して無駄ではない。
それは魂の記憶(情報のエネルギー)としてこの宇宙に蓄えられている。
「記憶ではない、体験こそが全てなのだ。」
そう言われているような気がしてならないのだ。