(続きです)




快楽を貪り続ける日々は


何年も続けられました。



❇︎



大人になり、


少しずつ、物理的、精神的に


距離が出来た私でしたが、


どうしても、


過去のトラウマから抜け出せず


もがいて


苦しんでいました。



その中には


自分から快楽を求め父を誘ってしまった


という、行為も含まれていました。



そして、自分を責めた。


責めて、責めて、責めまくった。


私はとても汚くて 醜くて、


過去を振り返っては


何度も 何度も 自己嫌悪に陥りました。



ごめんね。私。


ごめんね。お母さん。



とめどなく 涙があふれ。


幾度となく 心の中で 謝罪しました。



❇︎



そんな


自分を責め続け、自己嫌悪に陥っていた


ある日。



本か何かで


幼い頃から性的虐待をうけると

自分から誘惑するようにもなる。


でも、それは、

虐待されたあなたが悪いのではないよ。

虐待した側が。

そう仕向けた側が悪いのだよ。


だから、自分を責めなくていいのだよ。

あくまであなたは被害者なのだから。



というような内容で


書かれていたものを読んだのです。



私は、


その言葉に救われました。



それまで 長年にわたり


ずっと ずっと


自分を責め続け、


性的虐待の被害者にもかかわらず


自分にも責任があるのかな。などと


思っていました。




しかし、あくまで

被害者は被害者なのだ。


触られ、舐められ、搾取される日常を

与え続け、麻痺させた、


あの父親が悪いのだ!



私は 長年の悪夢から解放され、


やっとそう思うことが 出来たのです。



だから つぎは 私の番。




あなたは 絶対 わるくないよ。


あなたは あくまで 被害者なのだよ。




********




いま どうしようもなく辛い方。


過去のいたみに苦しむ方。



私の綴る言の葉が

どなたかのこころに寄り添えれば

幸いです。


あなたのこころに

愛と光が降り注ぎますように。





天音