

以前、緩和ケアで通って下さっていたご家族の方が送って下さいました。
ピピの茶トラをイメージした黄色のお花…
とてもきれいで、何よりその優しさがうれしくて、涙がポロリ

受付に飾りました。
そして午後、ピピを子猫の時から知っている元動物看護師のMさんからも…

ピピがお花畑で寝ているイメージなんですって


ピピに代わってお礼を申し上げます。
ありがとうごにゃいました

今日までピピと二人三脚で、緩和ケアの実際ってどういうものなのかを伝えてきました。

お別れのところだけでは悲しみが強調されてしまいますが、伝えたかったのはその前の期間

わたしたち、楽しそうではなかったですか

もちろんピピのように、元気なところから始まることばかりではないけれど、それでも毎日のちょっとした時間を大切にすごしていけること…
「身体に悪いから」とやめていた制限もなくなり、思うようにすごしていけること…
(ピピもカニ食べたりできました)
今までピピにしあわせにしてもらった感謝の気持ちを伝えながら、すごしていけること…
『さいごまでの時間のしあわせをゆっくり味わいながら、今までのお礼をする時間』
限りある時間を濃密にすごしていく、
それが緩和ケアなんだと思います

そしてピピはほかにも教えてくれたことがあります

それは、私個人のことですが、
「今までお仕事を通じて自分がやってきたこと」と、「自分がピピにすること」になんの矛盾もなかったこと。
もちろん今までも他人事ではなく、なるべく自分がその立場になった気持ちで緩和ケアプランをご家族の方と考えていたつもりです。
それがひとりよがりだったら…
人には言うのに自分はやらない、知らず知らずの間にそんな治療を今まで提示していたとしたら…
自分自身を試す3ヶ月でもありましたが、ちゃんと自分の猫にも同じことしてました。

ピピ、わたしちゃんと同じだったよ。
自分なりに精一杯やってきたことに嘘がなかったこと、ホッとした気持ちもありつつ…
でも前を向き続けないと

同じままでもダメ、常にリニューアル、よりよいケアを、もっと寄り添える心と知識を、
これからも邁進して参ります


ずっと見てるから、しっかりやんなさいよ

(病院にお勤め時代のピピの写真です

ピピ見ててね。
自分でも驚くほど、ピピが好きでした。
いなくて寂しいし、たくさん泣きました。
これからも泣くと思います。
でも、さいごお世話させていただけて光栄でした。
わたしが立ち会うことを選んでくれて、ピピ、本当にありがとう。