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きみちゃんから レポ 感想も
送って頂きました!!
KIRA Hall 14:00開演
素晴らしいコンサートでした!
アンコールは ♪時代 と ♪私のお父様 でした。
写真掲載の許可は頂きました
私にとっては半世紀以上前から慣れ親しんだ恵比寿で、明未ちゃんと光恵さんの
コンサートです。 埼玉と千葉の友人がせっかく恵比寿まで来て下さったので、
ガーデンプレイスでお茶してから、ほど近い KIRA Hall に向かいました。
赤レンガの中はコンパクトで、モノトーンの落ち着いたホールです。
1部 明未ちゃん 光恵さん 感想
ニコニコ嬉しそうに登場した明未ちゃんはグレーのキラキラドレス、
光恵さんは淡いブルーグリーンのソフトなドレスです。
皆さんこんにちは! 今日はプライベートコンサートです。
リラックスして進めたいと思いますので、皆さんも咳払いとか気にせず、
飴を舐めたり、リラックスしてお楽しみ下さい。
最初に笑顔でこの様な事を言ってくれるのは、明未ちゃんの優しさですね。
私は2020年に福岡県の柳川観光大使に就任しましたので、柳川出身の
北原白秋の曲を幾つか選びました。
この道
昨年2月のソロリサイタルの時にも歌われましたが、とてもしみじみと
感情込めて、たっぷりと歌い上げました。
フォレスタで歌うコーラスでは、拍子通りに合わせて歌わなくてはなりませんが、
ソロの場合は自在にたっぷりと歌えるので、歌の上手さも際立ちます
城ヶ島の雨
明未ちゃんは3拍子で歌いますが、フォレスタ男声は4拍子で歌っているそう
です。私はこの曲は難しくて、拍子が上手く取れません。
後半の♪え~~舟は櫓で行く。。の所から表情も変わり、ダイナミックに
歌われ、 素晴らしかったです。
あわて床屋
蟹の床屋さんがうさぎの耳を切り落としてしまう歌詞ですが、白秋も実際に
床屋さんで耳を切られた事があるそうです
全てノーマイクなので、両手と顔と声の3つで表現できる訳で、明未ちゃんは
その3つの表現全てが、フォレスタ女声メンバーの中で優れているなと
私は思います 床屋さんのお店の中の様子、蟹が逃げる様子をとても上手に
表現されていました。
🎹 ピアノソロ 🎹
この曲は歌で聞かれる事が多いですが、山田耕筰がピアノ用に編曲し、
白秋に捧げた曲です。
からたちの花
1人で和音を歌う事は不可能ですが、ピアノだととても複雑な和音やアルペジオ
が表現できますよね。 とても凝った編曲で、この曲でその音?!?という様な
面白く展開する瞬間が、とてもカッコ良くて素敵でした
白秋の親友であった白雨は、当時ロシアのスパイだという濡れ衣を着せられた事
に耐え切れず自ら自害してしまい、白秋は大変悲しみ嘆き、この詩を書いた
そうです。 ショックな歌詞が何度も出て来て音も難しく、歌の代わりに
ピアノが表現してくれる程ピアノも難しく、私も光恵さんも集中力が
必要な曲です。
たんぽぽ
♪赤き血しおは たんぽぽの♪。。。という歌詞が何度も出て来て、その後も
重たい歌詞が続き、ピアノ伴奏も本当に難しそうです。
昨年の時も思いましたが、暗く重たい曲をドラマチックに歌い上げるのが、
明未ちゃんの得意技だと思います
二重唱の楽譜もあるので、いつか誰かと、二重唱でも歌いたいそうです。
次の2曲は、父からの言葉、母からの言葉を歌った曲で、初めは良く意味が
わからかったのですが、とても優しい気持ちになれる曲です。
くちなし
♪ごらん、熟しても口を開かぬくちなしの実だ。くちなしの実のように
待ちこがれつつ ひたすらに こがれ生きよと父は言う♪。。。
以前、何方かがこの曲を歌われ、くちなしの名前の由来をここに書いた記憶が
あるのですが、何方が歌われた時だったでしょう、めぐみさんかしら。
思い出せませんが、とても印象的な歌詞と曲想で大好きな曲です。
明未ちゃんも、とても素敵に歌われました
はっか草
♪母は私に言った「はっか草のような人になりなさい」
私はついに、そのような人にはなれなかったが、その声は今も私の中で
気高く香っている♪。。。
この曲は、曲より歌詞のほうが前面に出て来る、そんな感じがしましたが、
本当に穏やかで優しい気持ちになれる、明未ちゃんにぴったりな曲でした。
2部
赤に近いワインレッド色の花柄のドレス、スパンコールも綺麗で、
とても嬉しそうにセンターでクルッとひと回り、
光恵さんは濃い紫色のスレンダーなドレスで再登場。
《ラ・ボエーム》より 私が街を歩くと
この曲は昨年のセレクションコンサートの時も十八番の万里ちゃんが歌い、
同じムゼッタでも、マルッチェロ役の大野さんと大喧嘩する二重唱を
明未ちゃんが歌われましたね。
なかなかフォレスタでは歌う機会がないのでしょうけど、どうしてどうして、
きっと万里ちゃんもビックリするくらい堂に入った歌いっぷりで、お茶目で
艶っぽく、思いっきり歌い上げ拍手喝采でした
昔、二期会のオペラ研修所に入っていた時、オペラ・トスカの合唱の1人として
舞台に立ちました。合唱団にもローマから衣装が届き嬉しかった
その舞台で素晴らしい歌声で活躍していたのが、スカルピア役の今井さんです
《トスカ》より歌に生き、愛に生き
今井さんと同じ舞台に立っていたというのもご縁ですね。
音楽界は意外と狭いって言いますものね。
「こころの歌」でもFCでも、縁の下の力持ちとしてアルトで支えてくれて
いますが、歌に包容力があり、声量豊かで、立派なソプラノさんです。
勿体ないな、もっと多くの人に明未ちゃんの実力を知ってほしいなと思います
🎹 ピアノソロ 🎹
ガーシュインというとラプソディ・イン・ブルーが有名ですが、メドレーで
「私の彼氏」と「アイ・ガット・リズム」をお聞き下さい。
私の彼氏は初めて聞きましたが、途中で♪ラプソディ・イン・ブルーが
混ざったのかと思う程、似ている部分があり、ジャジーでロマンチックで
綺麗な曲です。
アイ・ガット・リズムは、以前配信コンサート「森の歌」で、横山さんが
楽し気に歌いましたよね。
光恵さんの演奏も、とてもリズミカルでタッチも軽快で最高でした
次の曲もガーシュインのオペラの中で歌われた曲です。
アメリカ南部で、厳しい暮らしを強いられる黒人ポーギーとベスの悲恋の物語。
赤ん坊を抱いて幸せな未来を願いながら歌う、ジャズの香りがする子守唄です。
《ポーギーとベス》よりサマータイム
ブルース調の子守唄で、けだるい雰囲気ですが、明未ちゃんは英語の曲も
お上手だなと思いました。
とても有名なこの曲が、オペラの中での歌とは初めて知りました。
最後の曲は、オペレッタのジュディッタがキャバレー歌手になり、ショーの
中で歌う曲です。 今日は比較的まったりした曲が多かったですが、
この曲はドイツ語と日本語でブンチャン々歌います。
《ジュディッタ》より口づけより熱く
情熱的な曲を素晴らしい声量で歌い上げ、日本語はさらに妖艶な雰囲気で
素晴らしかったです。歌の上手さに圧倒されました
今日は本当にありがとうございました。
やってみて、できるんだと言う事がわかったので、
またリサイタルを開きたいなと思います。
アンコールは、変わりゆく日々を前向きに生きていく曲です。
時代
この日、初めての歌謡曲です。いつもはフォレスタ混声で聞いているこの曲。
明未ちゃんの大らかで温かい歌声がとても心地良く、もっと聞きたいと思って
いたら、もう1曲おまけでジャンニ・スキッキより私のお父様を素晴らしい
声量で幸せそうに歌い上げ、最高のエンディングにブラボーの大歓声でした
歌謡曲のブルースが得意になってきたはるみちゃんですが、今回のような
白秋の抒情歌や歌曲、歌詞が印象的な曲、そしてオペラアリアで纏めた
セットリストは大成功だったと思います。
はるみちゃんは実力派の素晴らしい歌い手さんです
受付は明未ちゃんのお母様で、お見送り時に一緒の写真を撮って下さった
背の高い男性はお父様でした!! お土産に下さった福岡名物も、
きっとたくさん買って来て下さったのでしょう。
お心遣い、ありがとうございました
25日は往年の“純・万里・チー姫トリオ&澤田・横山コンビ”ですね。
どうか期待を裏切らない最高のステージでありますように祈っています!
拙いレポを、最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
間違い、勘違いはご容赦下さいませ。
おしまい
お見送りの時、明未ちゃんから頂きました。
直筆のメッセージカードと故郷福岡のお菓子です