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ひよこちゃんから詳細なレポ、
心のこもった感想が 届きました!
開演 14:00 豊洲シビックセンターホール
全体合唱
5月17日(金)、「豊洲シビックセンターホール」で開催されました、
「谷原めぐみ with Friends inとよす」に行って参りました。
舞台後方がガラス張りの会場は陽光が降り注ぎ、座席から海と豊洲のビルを
一望できる開放的なホールでした。
演奏中はカーテンで閉じられましたが、贅沢に景色を楽しむことも出来ました!!
出演者:谷原めぐみ→めぐみ・吉田静→静・
南雲彩→彩・吉野翠→翠・福王寺→福(敬称略)
感想:
(素人のレポですので寛容な気持ちで読んでいただけると幸いです)
第1部【海と魚に寄せて】
緞帳は無く、めぐちゃんは濃紺、静さんは臙脂の色違いのドレス、
翠ちゃんはサーモンピンクのドレスで登場です。
♪うみ♪(松原遠く…) めぐみ・静 P:翠
1番:めぐみ→2人 2番:静→2人
めぐちゃんの流れるようなソプラノの響き、静さんの艶のある安定した
メゾソプラノの歌声、翠ちゃんの奏でるキラキラ輝くようなピアノの音色が
一緒になり心地よかったです。
演奏が終わると、ブルーのドレスの彩さんも登場され「4人」が勢揃いします!!
めぐみ:本日は、お越し下さりありがとうございます。「ラ・メール」とは
フランス語で「海」という意味です。
小豆島の小さなホールから始まったコンサートも今回で4回目、
心優しい演奏者ばかりなので、肩の力を抜いて楽しんで下さい。
静:♪さより♪は語感の美しさ、日本語の美しさを感じて下さい。
♪フグなんてフグなんて♪は、大学3年の日本歌曲の試験で歌った。
師匠が私にピッタリの歌があると教えてくれたが、面白い歌を歌う
生徒がいると学校中に知られ、試験では多くの人が聴きに来た。
良い成績を取ることが出来た良い思い出の曲。
♪さより♪ めぐみ P:彩
:勿論(笑)、初めて聴く曲です!! 「さよりは薄い、さよりは細い」
という歌詞が何度も出て来る、可愛くて優しいメロディーの
作詞:北原白秋・作曲:團伊玖磨の唱歌です。
因みに、めぐちゃんは彩さんを思い浮かべたそうです。(私も…)(*^_^*)
♪フグなんてフグなんて♪ 静 P:翠
「細くて薄い」さよりに対して、フグは「膨れているからフグなんですよ」
という歌詞が何度もでてきて楽しい曲ですが、試験で歌われただけあって
ダイナミックで聴きごたえがありました。
彩:楽しい曲ってあるものですね。これからフグを見ると、
しーちゃんを思い出します。
魚に因んだ曲ということで、水族館の幻想的でキラキラとした不思議な
雰囲気をイメージしたこの曲を選んだ。
ピアノ連弾🎹 《動物の謝肉祭》より♪水族館♪ P:彩・翠
:様々な魚が水の中で泳ぎ回る姿が目に浮かぶような、
2人の息の合った連弾でした。
めぐみ:瀬戸内海といえばこの歌、小柳ルミ子の歌も良いですが
私たち2人の歌も乙なものです!! 香川から本州に渡るときのフェリーで
流れる曲、故郷から離れるときは郷愁を感じる。
♪瀬戸の花嫁♪ めぐみ・静 P:彩
:大好きな曲なので、「歌ってくださって有難うございます」という
気持ちです。 瀬戸内海の美しい島々の情景、家族愛、歌詞に込められた
想いを表現してくれました。特に、「父さん、母さん、 大事にしてね」
の歌詞にこみあげるものがありました。
翠:美空ひばりの代表曲♪港町13番地♪は、所属会社がこの近くにあったから
できた曲で実際の住所は9番地だったが、語呂が良かったので13番地にした。
なかにし礼作詞の♪石狩挽歌♪は、筒袖・ヤン衆等多くの北海道の方言が
入っている。 「北海道からいらした方は?」との質問に2人が
挙手をされたのには驚きましたが、このコンサートが遠方からのファンも
引き付ける力があるということなのでしょうね!!
♪港町13番地♪ めぐみ・静 P:彩
:体全体でリズムを取りながら楽しそうに歌われました。
♪石狩挽歌♪ めぐみ・静 P:彩・翠
:静さんの18番ですね!!めぐちゃんの柔らかな歌声には…と
思いましたが、編曲の妙で素晴らしいクラシックの1曲になっていました。
全身で鍵盤を叩いていた、彩さん・翠ちゃんの迫力ある伴奏も
素晴らしかったです!!
♪うみ~唱歌によるファンタジー~ めぐみ・静 P:彩
♪われは海の子♪ 静→ ♪海♪(海は広いな)めぐみ→ ♪われは海の子♪→2人
:唱歌もアレンジ次第、スケールの大きな歌でした!!
全体合唱 ♪うみ♪ P:翠
静さん、めぐちゃんによる楽しい「顔の表情体操」で和んだ会場に、
明るい歌声が響き渡りました。
第2部【オペラ名場面集】
めぐちゃんはグレー、静さんは黄緑?の色違いのドレス、
彩さん・翠ちゃん白地に黒い花模様のドレスです。
(めぐちゃんのブログでご覧ください)
演奏前に福王寺さんの解説が流れます。
《ホフマン物語》より ♪舟歌♪(バルカローレ)
ジュリエッタ:めぐちゃん ニクラウス:静 P:翠
:翠ちゃんの繊細なピアノから始まります。
「世界で最も美しい舟歌・ホフマンの舟歌」として知られていますね。
幻想的で美しい夜を、ジュリエッタとニクラウスの流れるような
2重唱で表現してくれました。
《コジ・ファン・トゥッテ》より ♪そよ風は優しく♪
フィオルデリージ:めぐみ ドルベッラ:静
ドン・アルフォンソ:剛有(福王寺) P:翠
:ソプラノ-めぐちゃん・メゾソプラノ-静さん・バリトン-福王寺さんの
3重唱でした。 「コジ・ファン・トゥッテ」とは「女はみなこうしたもの」
という意味で、姉妹を許嫁とする士官2人が、女性の貞操を試そうと
芝居を打つという内容だそうです。 3人の声の響きが素晴らしく、
バリトンが入ることによって高音の美しさが際立ったように感じました。
今回一番のサプライズ
だったのでは…
*トーク・コーナー* 好きな魚は?
彩:のどぐろ。大人になってお金をもらえるようになってから食べて、
美味しさに感動した。
翠:エンガワ。「お寿司のネタじゃない?」との指摘に ヒラメですね。
福:鯵。 めぐちゃん:「初めて聞いた」 静:「今夜は鯵ですね」
めぐみ:鰆。関東とは出回る魚が違って白身魚が多い。
静:みんな食いしん坊!!私はマンボウ。
あの姿に水族館でくぎ付けになって水槽の前から離れられなくなった。
《カルメン》より ♪ハバネラ♪ カルメン:静 P:翠
真っ赤なバラを1輪手にした妖艶な「カルメン静」は、
堂々とした余裕の歌いっぷりでした!!
舞台を降りて、歌いながら会場を回るパフォーマンスに、客席は大いに
沸きました。 最後にカルメンからバラを手渡されたのは、北海道から
お見えになった最前列の男性でした。
《蝶々夫人》より ♪登場のシーン・♪花の二重唱・♪ある晴れた日に
蝶々夫人:めぐちゃん スズキ:静
蝶々夫人のめぐちゃんは、大きなチョウチョがプリントされたドレス、
女中役・スズキの静さんはお花畑のような華やかなドレスです。
福:蝶々さんが一番輝いている瞬間を歌い上げた3曲です。
♪登場のシーン♪ めぐみ P:彩・翠
:喜びに満ちた15歳の初々しい花嫁のお嫁入りのシーンと、
幸せな日々を表情豊かに歌い上げてくれました。
♪花の2重唱♪ めぐみ・静 P:彩
:3年間も音沙汰がないピンカートンをひたすら信じて待つ健気な蝶々さんを、
優しく見守るスズキの佇まい、表情に見入ってしまいました。
丘の上の家から望遠鏡でピンカートンの乗る船の名前を見つけて、
喜びの♪花の二重唱♪となります。
望遠鏡を持つ手が震えてしまう蝶々さんに、そっと手を添えて支える
スズキの仕草が自然で思いやりに溢れていました。
2人で部屋中に花を蒔きながら歌う二重唱は、結末がわかっているだけに
切ないです。
♪ある晴れた日に♪ めぐみ P:彩
:見捨てられたとも知らず、ピンカートンの帰りを信じて待つ蝶々さんが、
スズキに言い聞かせるように歌うアリアは、蝶々さんの純粋さ・悲しさが
伝わりました。そっとハンカチで目を拭うスズキの姿に、もらい泣きです。
*アンコール ♪買い物ブギ♪ めぐみ・静 P:彩・翠
:2人の熱演・熱唱に感動で涙していた方も多かったと思いますが、
一転してアンコールは明るいブギでした!
急いで気持ちを切り替えて、手拍子を…
♪買い物ブギ♪
最後は「めぐちゃん、めぐちゃん、しいちゃん、しいちゃん、ああ楽し~」
で終演です。
体調がすぐれなかったので1月ほど乗り物を使っての外出を
控えていたのですが、体調も良かったので前日、コンサートに行くことを決め、
仲良し4人の和やかで温かな雰囲気に気持ちはほぐれていきました。
演奏されたすべての曲に4人の真摯で真剣な姿勢を感じ、
感動せずにはいられませんでした
次回のコンサートでは、どんな趣向を見せて下さるのでしょうか?
聴かせて下さるのでしょうか?
あの場所にいた多くの方が期待していることと思います